Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

新オーストラリア大使、天皇陛下に信任状を捧呈

2017年04月11日

 

リチャード・コート駐日オーストラリア大使は4月11日午前、天皇陛下に信任状を捧呈した。

日本でオーストラリアを代表する立場であるのは名誉なことであり、オーストラリアと日本の戦略、経済関係がかつてないほど力強い時に日本に着任したと、コート大使は語った。

「当時としては画期的であった日豪通商協定の署名から、今年は60周年を迎える。オーストラリアと日本はその60年後、インド太平洋地域における自由貿易の支持にかつてない程コミットしている。」と大使は述べた。

日本はオーストラリアの貿易相手国、また対豪投資国として世界第2位となっている。両国間の財・サービス往復貿易額は2015−16年、599億豪ドル(約5兆円)を記録した。

オーストラリアにとり、日本はアジアで最も緊密な戦略的パートナーであり、今年は安全保障協力に関する日豪共同宣言の発表から丸十年を迎える。両国間の安全保障・防衛交流は、ますます力強さを増している。

コート大使は2月、ジョー夫人と共に日本に到着した。以前西オーストラリア州首相、兼財務大臣であったコート大使は、その後も資源投資戦略コンサルタンツやオーストラリア聖公会パース、西オーストラリア州オリンピック・チーム・アピール等、政府・民間団体の要職を務めている。1982年に西オーストラリア州下院議員に選出され、1993−2001年同州首相、兼財務大臣として活躍した。                       

日本では2008年、日豪関係の拡大への比類なき貢献により旭日重光章、オーストラリアでは2003年、オーストラリア勲章(一般部門・コンパニオン)をそれぞれ受章している。また、成人した3人の子供がいる。