Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

国連及びオーストラリア独自の新たな北朝鮮制裁措置について

2017年08月06日

 

マルコム・ターンブル首相とジュリー・ビショップ 外務大臣は2017年8月6日、連名で以下の声明を共同で発表した。

 

オーストラリア政府は、国連安全保障理事会が深夜、北朝鮮への新たな重要措置を全会一致で採択したのを歓迎する。

オーストラリアは新決議の実施に向けて迅速に動くと共に、国際的行動を支援する新たな措置を本日発表する。

国連安保理の決定は、北朝鮮による違法で挑発的な行動の継続に対処する必要性という点で、明白な国際社会の結束と決意を示すものである。北朝鮮は国際社会の平和や安全に、大きな脅威を突きつけている。

新たな国連安保理決議は、北朝鮮の輸出の3分の1に相当する石炭や鉄、鉛、海産物輸出の全面禁止、及び北朝鮮国外労働者の新たな受け入れ禁止を盛り込んでいる。

また、北朝鮮への支援活動にかかわる者への資産凍結や渡航禁止を含むものである。

これらの措置は合わせて、北朝鮮による継続的で違法な振る舞いに大きな代償を支払わせると共に、武器プログラムへの資金提供力にさらなる制約を課す。

オーストラリア政府は全ての国連加盟国に対し、こうした措置の実施に向けて迅速に動くよう促す。

北朝鮮問題における国際的努力を支援するために、オーストラリアは独自制裁においても、数名の新たな個人と7つの団体に対し、的を絞った金融制裁と渡航禁止を適用する。また、世界の平和と安定を支えるべく、ASEAN諸国や米国、日本、韓国、中国と引き続き行動を共にする。