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在日オーストラリア大使館

ウォーカー教授、ブルー・プラネット賞を受賞

2018年06月13日

 

ミケイリア・キャッシュ雇用・イノベーション大臣は2018年6月13日、サイモン・バーミンガム教育・訓練大臣と共同で以下の声明を発表した。

 

オーストラリア人研究者であるブライアン・ウォーカー教授は、科学研究の分野で世界的に認められている。

オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)およびオーストラリア国立大学に所属するウォーカー教授は6月13日、旭硝子財団による環境国際賞であるブルー・プラネット賞の受賞者に選ばれた。

同賞は科学研究における優れた功績や、これらの地球環境問題解決への応用に対して贈られるが、ウォーカー教授は歴代受賞者の中で、二人目のオーストラリア国民にあたる。

今回の受賞は、社会・生態システムにおけるレジリエンス科学の先駆者としての、ウォーカー教授の功績を称えるものである。教授は世界的に著名な生態学者として、これまでに160以上の科学論文を発表しているほか、いくつかの書物に寄稿している。

選考過程では世界中から総計1290のノミネーションがあり、34か国から130件の受賞候補者が推薦された。

教授に祝意を伝えるにあたり、ミケイリア・キャッシュ雇用・イノベーション大臣は、オーストラリアの研究者が成果に見合った世界的評価を受けるのを嬉しく思うと述べている。

「オーストラリアには、各分野の最先端で活躍する精鋭の研究者が存在する。今回の受賞もまた、こうした研究が認められた例である。」

「ウォーカー教授の取り組みは画期的であり、今回の大きな名誉に価する」

サイモン・バーミンガム教育・訓練大臣は、教授による環境科学への類まれな貢献に、祝福の言葉を送った。

「私たち皆が、ウォーカー教授のことを大変誇りに思うべきである。レジリエンス科学に対する教授の取り組みは、環境保護から経済学、防災に至るあらゆる事柄に対する私たちの理解を深めてくれる」

「環境科学における教授の功績は、今後も私たちの世界を形作るもので、過小評価されてはならない」