Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

ジュリー・ビショップ外務大臣 「ジョイン・ザ・ドッツ」の開催について

ジュリー・ビショップ外務大臣

 

2018年01月16日

シドニー

 

お集まりの皆様、こんばんは。このイベントは技術という魔法を通じて、日本にライブ配信されています。したがって、日本の清水聖義太田市長や太田市の代表の方々も、今宵ご参加下さっています。

ここシドニーでの、日本の総領事、及びニュー・サウス・ウェールズ州首相に代わってのジョナサン・オディー議員のご参加を歓迎申し上げます。

このイニシアチブは、シドニー・オペラハウスと太田市美術館・図書館のパートナーシップによるものです。この「ジョイン・ザ・ドッツ」では、アーティストや演者の方々の協力を得て、両都市の子供たちが指で自由に描いた絵が、こうした象徴的な建物の壁に同時に映し出されます。

このイベントは芸術や文化、技術、子供たちをひとつにするものであり、高橋信雅氏やジャクリーン・ストックデール氏を始めとする、アーティストや演者の方々に感謝申し上げます。

オーストラリアと日本は最も緊密な友人であり、パートナーです。実際、マルコム・ターンブル首相は今週東京を訪問し、安倍首相と会談を行います。両国の政治、社会、経済におけるつながりは強固で、より緊密さを増しています。

オーストラリアと日本は61年前、日豪通商協定に署名し、両国の経済や貿易、投資における現代的パートナーシップの基盤が敷かれました。この協定の署名からわずか十年以内に、日本はオーストラリアにとり最大の輸出先となりました。最近の日豪経済連携協定(EPA)では、両国の利益となる経済的なつながりが引き続き構築されています。

日本は何度も訪れていますが、今では両国の経済関係との間に、むしろ個人的といえるつながりが生まれています。

イクシスLNGプロジェクトは、日本企業がこれまでの歴史で手がけた海外投資の中で、最大の規模を誇ります。私は昨年、国際石油開発帝石(INPEX)によるイクシス エクスプローラーの立ち上げを行い、この世界最大である半潜水型海上LNG生産施設の名付け親に選ばれました。

私の名付け子は現在、西オーストラリア州沖合220キロに位置しています。この子が毎年、約900万トンのLNG生産を可能にしてくれる点を非常に誇りに思います。この70パーセントは、安定供給のためにすでに日本に売られています。

オーストラリア政府による重点的な取り組みである新コロンボ計画に、日本は立ち上げの時から参加しています。このプログラムは、オーストラリア人学部生がインド太平洋全域の40か国・地域で暮らし学び、就業体験を積むのを可能にします。

日本は特に人気の高い留学先であり、2014年から2018年までのわずか4年間で、約2,300名のオーストラリア人学部生がこのプログラムにより、日本で暮らし学び、働く計算になります。

オーストラリアは毎年、「オーストラリア now」と呼ばれる広報文化活動の対象となる特定の国を選んでいます。2018年は、日本がこの対象国となっています。今年の4月から11月にかけて、オーストラリアを紹介する一連のイベントが、東京や全国各地で開催されます。今年のテーマはイノベーションと文化・芸術、ライフスタイルであり、デザイン展示会やワイン&フードのプロモーション、野外映画祭、他の教育・文化プログラムが開催されます。

「オーストラリア now」における日本とのパートナーシップの始まりを記念するにあたって、今夜の「ジョイン・ザ・ドッツ」の開催ほどふさわしいものはありません。それでは立ち上げにあたり、私たちの8,000キロ離れた文化とデジタル技術の共同作業を始めましょう。