オーストラリア学会 2018年 全国研究大会
2018年6月9日-10日
日本とオーストラリアの第一線で活躍する研究者が、日本人とオーストラリア人の双方にとって関心の高い現代の課題について議論します。初日のセッションは経済地理学がテーマで、オーストラリアの人口統計と物流の最近の傾向について分析します。日本の地理学者のグループとともに、オーストラリアのメルボルン大学よりケビン・オコナー名誉教授をゲストスピーカーとして招きます。
2日目のセッションは先住民がテーマで、シドニーにファースト・フリートが到着してから丸200年となる1988年のオーストラリア建国200周年から30年になるのに合わせて開催します。先住民と先住民でない人たちの関係にまつわる歴史や文献を振り返るために、歴史や人類学、芸術の分野から6人の日本の研究者がパネルディスカッションに参加します。
学会は1989年に設立され、年1回、日本語・英語による研究大会を開催しています。過去には、安全保障協力に関する日豪共同宣言や先住民のツーリズム、炭素税•鉱物資源税改革などのテーマが取り上げられました。
オーストラリア学会2018年全国研究大会は、豪日交流基金によりオーストラリア政府外務貿易省の助成を受けています。
第一日目の主なセッション:
午後2時ー午後2時45分 ”Diplomatic Interventions: Aboriginal Performance on the International Stage in the 21st Century”
ヘレン・ギルバート氏(東京大学アメリカ太平洋地域研究センター客員教授/ロンドン大学教授)*同時通訳あり
午後3時ー午後5時30分 ”The Past and Present of Australian Studies from Japanese Perspectives “Contemporary Transformation of Australian Economic Geography”
ケヴィン・オコナー(メルボルン大学名誉教授)*同時通訳あり
第二日目の主なセッション:
午後2時ー午後4時50分 ”The Past and Present of Australian Studies from Japanese Perspectives”
報告者:
– 栗田梨津子(広島大学)
– 津田博司(筑波大学)
– 一谷智子(西南学院大学)
討論者:
– 窪田幸子(神戸大学)
– 藤川隆男(大阪大学)
– 加藤めぐみ(明星大学)