Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

人的交流

 

初期の日本からの定住者は、1800年代末にオーストラリアで真珠の採取を始めました。日本人によるオーストラリアへのより大規模な移住は、第二次世界大戦後に始まり、現在に至るまで続いています。2016年の人口調査によると、在留邦人と日系人を合わせた数は65,000人を超えています。一方、日本からの留学生の数は2020年に12,307人を記録しました。オーストラリアにおける学生ビザ保持者の入学者数で見ると、日本は世界第16位となっています。日本の留学生は英語コースや専門学校、大学、大学院に在籍しています。またオーストラリアの学生の間で、日本語は最も学習者の多い外国語となっています。

オーストラリアと日本の間には、100を超える姉妹州・都市提携が存在します。こうした関係は、教育や文化、スポーツ、経済交流の機会を提供しています。

日本は2014年以降、オーストラリア政府の取り組みである新コロンボ計画に参加しています。このプログラムは、オーストラリアの学部生に、インド太平洋地域で留学やインターンシップを体験してもらうことで、オーストラリアにおける同地域への理解増進や、人的・組織的交流の強化を図るものです。学部生が日本で勉学に励み、仕事に関連した経験を積めるよう、これまで支給された奨学金や流動性交付金の数は4,427にも上ります。

オーストラリア政府は豪日交流基金を通じ、個人及び組織間の交流拡大を支援しています。豪日交流基金では、科学技術やスポーツ、芸術、教育分野など、オーストラリアが優先する外交政策と整合性の高いプログラムに助成金を提供しています。人的交流はまた、こうした関係に草の根レベルの支援を提供する日豪協会の存在によって支えられています。

日本人がオーストラリアに渡航するのは、観光目的の短期滞在か、出張の場合がほとんどです。オーストラリアにとり、日本は短期滞在者のインバウンド市場で世界第13位の存在であり、支出額では世界第11位の観光市場となっています。

 

オーストラリアと東北地方支援

2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方の復興を、オーストラリアは国をあげて支援しています。

当時のジュリア・ギラード首相は、震災後に東北地方を訪れた最初の外国首脳となりました。またオーストラリアは支援が最も必要とされた時に、食料や義捐金を届けるとともに、被災地に捜索救助隊を送りました。

豪日交流基金では2011年以降、地域のコミュニティ活動を中心に、東北地方に総額100万豪ドル近い助成金を提供してきました。

詳しくはこちら

 

オーストラリア・日本の107の姉妹州・都市提携

日本とオーストラリアの間には、実に107もの姉妹州・都市関係(101自治体・6都府県)があります。交流内容は多岐にわたり、市民団の訪問をはじめ、教育、文化、スポーツ、経済など、それぞれの自治体で特色を活かした交流が行われています。

詳しくはこちら

 

 

日豪交流を支える人たちの物語

日豪間の人的交流は、両国関係の根幹をなしています。日豪関係に貢献してきた人々のストーリーを、ここにいくつかご紹介します。

 

豪日のカルチャーを融合させて、新しいパフォーマンスを創造したい!

 

 

オーストラリアンフットボール選手兼指導者・榊道人さんに聞く-オーストラリアでの選手生活で学んだ「道を切り拓く感覚

 

 

埼玉県こども動物自然公園・田中理恵子園長に聞く-オーストラリア人に学ぶ野生動物と共存する未来 

 

 

豪日交流基金大学院奨学生第一号オーストラリア文学研究者・有満保江先生に聞く- 留学が開いたオーストラリア文学研究の道

 

 

深まる文化の絆 オーストラリア人ジャズミュージシャンの2人が、日本の音楽シーンに与えた影響