Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

国際協力と防衛

2007年の安全保障協力に関する共同宣言にもとづき、安全保障・防衛協力は豪日二国間関係の重要な柱となっています。さらに、防衛ロジスティクス協力に関する日豪物品役務相互提供協定と、秘密情報の共有に関する日豪情報保護協定も締結されました。

オーストラリアと日本は、マレーシア航空370便の捜索、2013年のフィリピンにおけるハイヤン台風 後の救援活動、2011年の東日本大震災と津波被害の救援など、様々な世界的危機への対応にあたり、協力してきました。2020年には、深刻な森林火災への対応にあたり、日本から2機のC-130輸送機が派遣されました。

オーストラリアと日本は、東ティモール、カンボジア、南スーダンなどでの国連平和維持活動において、力強い協力の歴史を重ねてきました。

両国の特別な戦略的パートナーシップの一環として、オーストラリアと日本の間には、広範かつ深化した、発展しつつある関係があり、それは、自由で開かれ、包含的かつ繁栄するインド太平洋地域に貢献するものです。このパートナーシップは、訓練演習、人的交流、宇宙やサイバー政策、防衛科学技術における協力を特長づけています。オーストラリアと日本は、米国との3カ国の枠組みでも協力しています。さらに両国は、能力構築、海上安全保障、人道支援、災害救援などの分野でインド太平洋地域のパートナーとともに協力しています。

(写真:ジェシカ・デリュー軍曹撮影)クィーンズランド州アンバリー空軍基地で航空自衛隊C-130に乗り込む豪陸軍第7旅団の兵員

 

2019年7月、日本は、オーストラリアで実施されたタリスマンセイバー演習に米軍の一部として参加しました。2隻の主要護衛艦と約850名の要員が参加した、自衛隊による3回目にして最大の貢献でした。2019年9月、航空自衛隊と豪空軍は、北海道千歳基地において、日本で開催される初の二国間共同戦闘機訓練、武士道ガーディアンを実施しました。

オーストラリアは、日本との、互いに有益な協力を継続、強化することを目指します。

詳しくは、オーストラリア外務貿易省Japan Country Briefをご覧下さい。 

 

(写真:トニー・マーチン大尉撮影)日向灘18訓練の際、日本南西海岸沖で海上自衛隊「ぶんご」とラフトアップする豪海軍掃海艇「ガスコイン」と「ヒューオン」