オーストラリアには、スポーツ文化が深く根づいています。草の根レベルのプログラムや、国際舞台で活躍するトップ選手への応援を見ても、オーストラリア国民がスポーツを愛しているのは明らかです。オーストラリアは実に様々な国や文化から来た人々が集まった国であり、国民をひとつに結びつける上でスポーツは大きな力を発揮しています。
またプロレベルの選手交流や親善試合、企業代表の訪問プログラムなど、オーストラリアは日本との交流を深める上で、スポーツを活用してきました。
「AUS+RALLY」(オーストラリー)はオーストラリア大使館によるスポーツ外交キャンペーンです。オーストラリアラグビー協会、オーストラリアオリンピック委員会、オーストラリアパラリンピック委員会と連携し、オーストラリアの競技団体の合宿等を受け入れているホストタウン等にも参画していただいています。
「Friends of Australia」(公式パートナー)は2021年1月時点で、26団体になりました。自治体は、神奈川県小田原市、東京都府中市、新潟県長岡市、埼玉県、埼玉県上尾市、千葉県浦安市、東京都武蔵野市、東京都中央区、大阪府茨木市、兵庫県神戸市、茨城県稲敷市、北海道網走市、東京都オリンピック・パラリンピック準備局、埼玉県戸田市、岩手県釜石市、神奈川県藤沢市、神奈川県, 埼玉県伊奈町、群馬県太田市。
団体は、クラブオーストラリア、Gateway、在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所、関東地区大学準硬式野球連盟、ライフセービング・パトロール・コンペティション実行委員会、東京ゴアナーズ、日本オーストラリアンフットボール協会です。
最近の活動については、キャンペーンウェブサイトをご覧ください。また、参画のお申込みもキャンペーンサイトからお願いします。
AUS+RALLYウェブサイトのリニューアルを行いました。
小中学生がスポーツを通してオーストラリアへ理解を深めてもらえるような動画を制作しました。
スポーツ外交2030戦略
オーストラリア政府は、2019年2月1日に「スポーツ外交2030戦略」を新たに発表しました。世界的なスポーツ外交を他国に先駆けて展開しており、「オーストラリア・スポーツ外交2030戦略」や「オーストラリア・スポーツ2030−全国スポーツ計画」、オーストラリア外交政策白書のいずれにおいても、スポーツの外交的価値が認められています。
本戦略は2030年までを見据えた長期的展望から策定し、コミュニティの持続的な開発支援に寄与する視点が特長で、以下の4点が優先事項として掲げられています。
- オーストラリア・スポーツ会の国際的な存在感を高める
- 近隣諸国とのつながりを構築する
- 貿易や観光、投資の機会を最大限に活用する
- インド太平洋などの地域で、コミュニティの強化を目指す
詳細はこちら
注目のスポーツ外交:ライフセービングパトロールコンペティション
日本とオーストラリアは様々な競技で交流を深めていますが、ライフセービングもそのひとつです。ライフセービングの普及のために、豪日交流基金のサポートにより、日本ライフセービング協会が発足したのは1982年です。その後、日本でライフセービングが広まったのはご存じの通りです。そして、ライフセービングパトロールコンペティションは、ライフセーバーの技術を向上させるためのチーム競技です。動画は、和歌山県白浜で開催されたコンペティションの様子です。