オーストラリアと日本のスポーツ交流
オーストラリアは地域における日本の最も緊密なパートナー国の一つであり、すでにスポーツを通じて日本と深い関係を築き、健全なライバル関係にあります。豪日交流基金を通じ、オーストラリアは1970年代から80年代にかけて率先してライフセービングとタッチフットボールを日本に導入する役割を果たしました。それ以来、日豪の競技関係者は大会や選手を通じた交流を続けています。
2023年に東京で開催された車いすラグビー・アジア・オセアニア チャンピオンシップ、沖縄のFIBAバスケットボール・ワールドカップ、福岡の世界水泳選手権にもオーストラリアが参加し、日本としのぎを削りました。
クイーンズランド・レッズと埼玉パナソニック・ワイルドナイツ、ACTブランビーズと東京サントリー・サンゴリアスなど、ラグビーチーム同士の提携も盛んです。サッカーのJリーグでは、オーストラリア代表のミッチェル・デューク選手がFC町田ゼルビアで活躍。フランスのラグビー・ワールドカップ期間中には、大使館で太平洋諸国のチームをたたえました。野球の代表チームはワールドベースボールクラシックに向け、東京都府中市で事前合宿し、熱熱な歓迎を受けました。
「グリーン・ゴールドの10年間」
2032年までの10年間に、オーストラリアは数々の主要な国際スポーツ大会の舞台となります。世界に向けてスポーツ大国であるオーストラリアを発信する機会でもあり、オーストラリアのチームカラーにちなんで「グリーン・ゴールドの10年間」(‘Green and Gold’ Decade)として力を入れています。
2023FIFA女子ワールドカップ
会期:7月20日〜8月20日
オーストラリア国内の開催都市:シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード
ニュージーランド国内の開催都市:オークランド、ダニーデン、ハミルトン、ウェリントン
大会詳細:2023 FIFA女子ワールドカップ オーストラリア/ニュージーランド
オーストラリアとニュージーランドによる共催。南半球初の大会で、史上最多の32チームが出場。観客数、視聴数も最多を記録した。200万人近くのファンが両国で観戦し、女子のスポーツ大会で史上最多となりました。
2月、FIFA女子ワールドカップ・トロフィーツアーが最初の訪問地である日本に到着。ヘイハースト大使はトロフィーのお披露目で、2011年の日本代表優勝メンバーである澤穂希さん、宮間あやさんと対面しました。
5月、日本サッカー協会名誉総裁の高円宮妃殿下をオーストラリア大使館にお迎えしました。ヘイハースト大使はFIFA女子ワールドカップなどについて妃殿下と会談。
FIFA女子ワールドカップ前にオーストラリア政府が主催したジェンダー平等シンポジウムに、野田聖子・衆院議員が出席。シンポジウムでは、スポーツの力を通じたジェンダー平等、女性や女の子の人権に関して政府の取り組みが反映されました。
2025年
ICF カヌースラローム世界選手権
会期:10月1日〜6日
会場:ニューサウスウェールズ州ペンリス
大会詳細:2025 ICF Canoe Slalom World Championships
2026年
BMX世界選手権
会場:クイーンズランド州ブリスベン
大会詳細:AusCycling
2027年
ラグビーワールドカップ2027(男子)
大会詳細:2027 Rugby World Cup
ネットボールワールドカップ
会場:ニューサウスウェールズ州シドニー
2028年
ICC クリケット・男子T20ワールドカップ
オーストラリアとニュージーランドの共催。
2029年
ラグビーワールドカップ2029(女子)
大会詳細:2029 Rugby World Cup
2032年
ブリスベン オリンピック・パラリンピック
国際オリンピック委員会は2021年7月21日、2032年大会のブリスベン開催を決定しました。オーストラリアのオリンピック開催は3回目、パラリンピックは2回目となります。世界の200以上の国・地域から多くの選手が集います。
会場:クイーンズランド州ブリスベン
大会詳細:
- ブリスベン 2032 夏季オリンピック - 夏季オリンピック大会がオーストラリアで開催 (olympics.com)
- International Olympic Committee (IOC)
- Brisbane 2032