Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

オーストラリアと東北地方支援

 

2011年の東日本大震災と津波により、甚大な被害を被って以来、オーストラリアは東北地方の復興を国をあげて支援しています。

当時のジュリア・ギラード首相は、外国首脳として最初に東北地方を訪れ、またオーストラリアは食料や援助物資を送り、義捐金を募り、被災地に救助隊を送り込むなど、適材適所の支援に当たりました。

オーストラリアは、豪日交流基金の助成の下、南三陸町や飯舘村の中学生に、彼らの視野を広げ、オーストラリアについて学んでもらうための研修旅行プロジェクトを提供してきました。このようなプロジェクトを通じ、両国は一層強い友情を育んでいます。

生徒たちの研修旅行申し込みのための作文例についてはこちらをご覧下さい(英語)。

オーストラリアはまた、震災後、避難を余儀なくされた飯舘村の方々に、移動図書館の寄贈や児童公園遊具の贈呈などの支援も行っています。

オーストラリアは東日本大震災以降、宮城県南三陸町、福島県飯舘村、岩手県をはじめとする地域を支援してきました。オーストラリアの対東北支援は政府間の枠組みを超え、自治体やコミュニティーレベル、そしてビジネスの分野へと多面化しています。

オーストラリアは長きにわたり日本の友人、よきパートナーであり、今後も継続して共に歩んでいきます。以下、オーストラリア大使館が携わってきた東北支援のプロジェクトの一部を紹介します。

 

活動記録(各年ごと)

 

2023年3月 - ヘイハースト次期大使 福島県訪問

2023年3月11日に、ヘイハースト次期大使は福島県で開催された東日本大震災追悼復興祈念式に出席しました。前日には、クイーンズランド大学と長年にわたり交流していた福島大学を訪問。福島県の内堀知事、福島市の木幡市長へも表敬訪問し、長年の復興のあゆみについて直接お話を聞きました。ヘイハースト次期大使にとっては初めての福島県、そして東北地方への訪問となりました。

 

 

2022年11月 - 臨時代理大使 宮城県南三陸町訪問

2022年11月にピーター・ロバーツ臨時代理大使は、宮城県南三陸町を訪問しました。ロバーツ臨時代理大使は、東日本大震災直後に同町に派遣されたオーストラリアの救援隊と共に活動した経験があり、11年ぶりの訪問で、復興した南三陸町を視察しました。 

詳しくはこちら

 

2022年11月 - オーストラリアジャズミュージシャンによる学校訪問

2022年11月にオーストラリア人のミュージシャン、マーティ・ヒックスとマーティ・ホロベックが岩手県文化振興事業団の協力のもと、岩手県岩泉町立小本小学校・中学校と、野田村立野田中学校で演奏会を行いました。生徒さんや先生方とのコラボ演奏も行い、楽しい時間となりました。東日本大震災を機に始まったオーストラリアのミュージシャンの岩手県内の学校訪問は今回で11回目になります。

2022年6月 - リチャード・マールス副首相が南三陸町長と面会

2022年6月、オーストラリアより来日したリチャード・マールス副首相が、宮城県南三陸町の佐藤仁町長及びレンドリース・ジャパンのアンドリュー・ガウチ社長に面会しました。宮城県南三陸町は2011年に起きた東日本大震災で甚大な被害を受けました。震災直後、オーストラリアの捜索救助隊は日本に派遣され、南三陸町で捜索活動に従事しました。その縁がきっかけとなり、震災以後、オーストラリアと南三陸町は友情を育んできました。レンドリース・ジャパンは震災直後の東北地方の復旧支援に携わり、継続して南三陸町の復興を支援してきました。

 

2022年1月 - 南三陸町より豪日交流基金・ANZCCJに感謝状

宮城県南三陸町の佐藤仁町長は大使館を表敬訪問し、2011年東日本大震災後の同町への支援に対し、オーストラリア政府の日豪交流促進機関である豪日交流基金、並びにオーストラリア・ニュージーランド商工会議所 に対し、感謝状を贈呈しました。

豪日交流基金は、助成金プログラムを通して、同町の中学生のオーストラリアホームステイプログラムをはじめとする東北地方の支援を10年に渡り実施。オーストラリアニュージーランド商工会議所は、チャリティーやボランティア活動に取り組み、貢献してきました。

ヘギョン・ユ首席行使は豪日交流基金を代表し、メラニー・ブロック名誉会頭、ティム・バーンスタブル副会頭はANZCCJを代表し、佐藤町長より感謝状を受け取りました。

 

2021年7月 - オーストラリアジャズミュージシャンによる学校訪問

オーストラリア出身のジャズ演奏家であるマーティ・ホロベック氏とマーティ・ヒックス氏が ワークショップを岩手県内の学校で7月上旬に行いました。オーストラリアの演奏家たちは東日本大震災以降、被災地におけるワークショップを続けてきました。今回が10回目のツアーとなり、音楽が日豪の絆をさらに強くしていると言えます。

2021年3月 – 東日本大震災10周年 追悼式典出席

東日本大震災から10年を迎えた2021年3月11日、オーストラリア大使館の代表が宮城県南三陸町で開かれた追悼式典に出席しました。2011年に救援・支援活動に携わったHK・ユ首席公使、ブレット・クーパー公使、トレバー・ホロウェイ駐大阪総領事、メラニー・ブロック在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所名誉会頭が献花し、犠牲者に哀悼の意を示しました。一行は、オーストラリア・ニュージーランド銀行の寄付により建てられた学習施設「コアラ館」なども訪れました。

 

 

2021年3月 –東北Resilience

豪日交流基金の助成を受け、NPO次代の創造工房 Support Our Kids 事務局は2021年3月に「東北レジリエンス2021」イベントを開催しました。Support Our Kidsは東日本大震災で被災した東北の中高生に2015年からオーストラリアホームステイプログラムを提供してきました。本イベントでは、オーストラリアにホームステイを経験した学生の様子が展示されていました。オーストラリア大使館グレッグ・ラルフ政務担当公使、トム・ウィルソン広報文化参事官が出席し、折り紙の献花をしました。また展示では、白血病という困難を克服したオーストラリアのラグビー選手クリスチャン・リアリーファノ氏が取り上げられていました。

 

2021年2月 –アダムズ大使 南三陸町長と面会

2021年2月に、ジャン・アダムズ大使とヘギョン・ユ首席公使は宮城県南三陸町の佐藤仁町長と面会しました。佐藤町長は、東日本大震災から10年の間に南三陸町とオーストラリアが築いた友情について話して下さり、アダムズ大使は昨年森林火災に見舞われたオーストラリアを支援するため、同町の支援・寄付について感謝をお伝えしました。

 

2020年12月 – 岩手とオーストラリアをつなぐオンラインイベント「コアラ・キャンプ」

12月19日に、岩手県釜石市を始めとする日本各地とシドニー、メルボルン、ゴールドコーストをつなぎ、音楽、スポーツ、食などを通じたオンライン日豪交流イベント「コアラ・キャンプ」が開催されました。

2011年以来、東日本大震災へのオーストラリアの支援を振り返り、支援に関わってきたオーストラリア大使館からのメッセージやオーストラリアのジャズミュージシャンによる演奏も配信されました。


 

2020年1月 – オーストラリア森林火災支援 南三陸町より支援金

宮城県南三陸町は、森林火災に見舞われたオーストラリアを支援するため、ニューサウスウェールズ州消防庁に100万円の支援金を贈呈しました。南三陸町からの支援は、オーストラリアが自然災害から一日も早く立ち直れるよう、また同町が東日本大震災以後にオーストラリアから受けた支援への恩返しと佐藤仁町長は発表。リチャード・コート大使からは、心温まる寛大なる支援に対し、感謝状が送られました。

 

2019年9月 - オーストラリアジャズミュージシャン 岩手学校訪問

「Australian Jazz Journey 2019」プロジェクトの一環として、オーストラリア出身のマーティ・ホロベックとジョー・タリアが、9月12日と13日に東日本大震災の被災地である岩手県で学校訪問演奏会を行いました。これは、2011年より継続して行っているオーストラリアのミュージシャンによるジャズを通じた東北地方の復興支援活動です。

 

2019年8月 - 南三陸町よりオーストラリアへ感謝状 

宮城県の佐藤仁南三陸町長はリチャード・コート駐日大使を表敬訪問し、2011年東日本大震災の際に「物心両面で多大なる支援」をオーストラリアが同町に対して行ったことについて、感謝状を贈呈しました。佐藤町長は、南三陸町が復興計画十年のうちに全ての復興事業を完遂できる見通しであると報告。今回の感謝状贈呈式には、震災直後にオーストラリアから派遣された都市救援隊および随行した大使館職員も立ち会い、非常に感慨深い機会となりました。オーストラリアはこれからも、南三陸町との深い絆を大切にしていきます。

 

2019年8月 - Support Our Kids ホームステイプログラム

東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」 の海外ホームステイプログラム in オーストラリアが8月に行われました。出発前に、リチャード・コート大使から激励をうけ、6名の生徒は2週間メルボルンに滞在しました。

 

2018年9月 - オーストラリアジャズミュージシャン 岩手学校訪問

2011年3月の震災直後から、オーストラリアのミュージシャンたちが被災した岩手県内の小・中学校を訪れ、ジャズの楽しさを通じて子どもたちを勇気づけようという催しを行っています。この取り組みは今年で8回目の開催となりました。

 

2018年8月 - Support Our Kids ホームステイプログラム

東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」 の海外ホームステイプログラムin オーストラリアが8月に行われました。2週間の滞在を経て帰国した生徒は、オーストラリアでかけがえのない経験ができたことを語ってくれました。

 

2018年3月 - ポリグロット・シアター4度目の来訪

オーストラリアの演劇集団ポリグロット・シアターは宮城県南三陸町で子どもから大人まで楽しめる巨大な森での工作を楽しむ「ペーパー・プラネット」を 開催しました。ポリグロット・シアターの最初の訪問は2011年10月で、今回が4度目の南三陸町訪問となり、様々なプロジェクトを届けてきました。本プロジェクトでは認定NPO法人あっちこっち と協働し、3月3日のパフォーマンス後は、南三陸町の全小学校を訪問し、音楽やダンスを融合しながら、アートの楽しさを子供たちに伝えました。

写真:Ai Ueda

 

2017年9月 - オーストラリアジャズミュージシャン 岩手学校訪問

オーストラリアを代表するピアニストのポール・グラボウスキーは2015年・2016年に引き続き2017年も来日しました。今年は久慈市立侍浜中学校、久慈市立久慈小学校の2校に加え、昨年台風10号で甚大な被害を受けた岩泉高等学校の計3校を訪問し、即興演奏などを通じ、生徒たちにジャズの楽しさを伝えました。

 

2017年7月 - Support Our Kids ホームステイプログラム

東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」 の海外ホームステイプログラムin オーストラリアが8月に行われました。2週間の滞在を経て帰国した生徒は、オーストラリアでかけがえのない経験ができたことを語ってくれました。

 

2017年3月 - 南三陸町訪問・東北風土マラソン参加

オーストラリア大使館職員とその家族は、オーストラリア・ニュージーランド商工会議所とクラブ・オーストラリアと恒例の東北ツアーに参加しました。南三陸町の被災箇所を巡った後、コアラ館で、佐藤仁町長より復興の進捗状況についてお話を伺いました。同グループは、登米市で開催された東北風土マラソンにも参加し、地元の方々と一緒に東北の復興を願いました。

2016年9月 - オーストラリアジャズミュージシャン 岩手学校訪問

オーストラリアを代表するピアニストのポール・グラボウスキーは昨年に引き続き2016年も来日し、被災地の学校を訪問。今年は「ポール・グラボウスキー・カルテット」として4人組で気仙小学校、釜石市立唐丹中学校で演奏を披露しました。こども達に「ジャズとは何か」を説明し、即興演奏や校歌をジャズアレンジするなどして、児童らにジャズの楽しさを伝えました。

 

 

2016年8月 - Support Our Kids ホームステイプログラム

東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」 の海外ホームステイプログラムin オーストラリアが8月に行われました。Education Queensland Internationalやクラブ・オーストラリアのご協力を得て、東北地方の中高生の皆さんが2週間ブリスベンでホームステイをしました。

2週間の滞在を経て帰国した生徒は、オーストラリアでかけがえのない経験ができたことを語ってくれました。帰国してもなお、この経験を今後の人生に活かせる様に頑張りたいとそれぞれの胸のうちを語ってくれました。

 

2016年5月 - オーストラリア・ボランティア・ウィークエンド

オーストラリア・ニュージーランド商工会議所ならびにクラブ・オーストラリアとの毎年恒例の南三陸訪問により、60名を超えるオーストラリア企業・団体・大使館スタッフにて開催されました。初日は、町の方々との交流、南三陸町オーストラリア友好学習館(通称:コアラ館)での植樹式、子どもたちとのストリート・ラグビーが行われ、翌日曜日は同町の「福興市」 に参加し、オージー・スタイルの食事や飲料を提供しました。福興市には、売り上げの179,900円を寄付することができました。

2016年3月 - 東日本大震災5周年 オーストラリア大使館追悼行事

オーストラリア大使館では、2011年3月の東日本大震災の追悼行事として、震災後、様々な活動を通して強い友好関係を築いてきた南三陸町の方々をお招きし、当時の震災経験と現在の町の復興状況などについてお話していただきました。また、震災直後にオーストラリアから派遣された都市捜索救助隊のリーダーを務めたロブ・マクニール氏にも、当時の活動の様子、そして今回の来日中に同町を再訪した体験もお話いただきました。ミラー大使はじめ、当時震災を経験した職員もしてなかった職員も甚大なる震災の被害について再度考えさせられました。

2016年3月 - 東日本大震災5周年 南三陸町追悼式典

2016年3月11日に行われた南三陸町の東日本大震災追悼式典にオーストラリア大使館の代表団が出席しました。5年前、震災直後に南三陸町で捜索活動に参加したロブ・マクニール隊長、ならびにイーモン・パーセル救急隊員も来日し、南三陸町の佐藤仁町長に表敬訪問をしました。

2015年9月 - オーストラリアジャズミュージシャン 岩手学校訪問

2011年3月の震災直後から、オーストラリアのミュージシャンたちが被災した岩手県内の小・中学校を訪れ、ジャズの楽しさを通じて子どもたちを勇気づけようという催しを行っています。この取り組みは今年で5回目の開催となりました。

今年はPaul Grabowsky Trioという世界的に活躍するトリオのジャズバンド が来日し、9月8日に田野畑村立田野畑中学校、同9日に野田村野田小学校、そして10日に久慈市立三崎中学校を訪問し、こども達を前に本格的なジャズ音楽を披露。一緒に校歌も演奏し、子供たちを楽しませました。

2015年8月 - Support Our Kids ホームステイプログラム

被災地の子供たちに留学体験を届ける Support Our Kidsのプログラムのもと、東北の中高生10名がクイーンズランド州ブリスベンでの2週間のホームステイプログラムに参加しました。出発前、事前研修の 締めくくりとしてオーストラリア大使館を訪問し、支援者の皆さんの激励を受けました。 オーストラリア好きのファンクラブ「クラブオーストラリア」の柴俊夫さんはじめ、クイーンズランド州政府、ANZ銀行の方々の前で日本語と英語で自己紹介をし、オーストラリアでしたいこと、また自らの震災体験などについて発表しました。

2週間のホームステイを通して、たくさんのオーストラリアの人と交流をし、自分たちの将来に繋がる経験をしたいと意気込みを話してくれました。8 月14日に帰国したグループは、2週間で学んだ事、感じた事、将来に向けて頑張りたいことなど各々が力強く報告をしてくれました。メモなどを見ず、自分の言葉で語ってくれる様子は2週間の体験の大きさと重みを物語っていました。

本プログラムは2012年より、豪日交流基金助成のもと実施されてきました。南三陸町中学生研修旅行に続くプログラムとして、引き続き行なわれる予定です。

SOK Australia 2015: 震災プレゼンテーションビデオ https://youtu.be/ArjsHjoY7Uo
SOK Australia 2015: 2週間のホームステイビデオ https://youtu.be/7mSgFqRxkvw

2015年5月 - 合同東北ボランティアウィークエンド

5月30日-31日の2日間、オーストラリア大使館職員とその家族らは、オーストラリア・ニュージーランド商工会議所(ANZCCJ)が定例で開 催している南三陸町へのボランティアツアーに参加しました。クラブオーストラリアのメンバーも参加し、南三陸町の方々と交流し。清掃作業などもおこないました。

2015年5月 - ポリグロットシアター 南三陸町を再訪問

メルボルンを拠点に活動する 演劇集団ポリグロットシアター は2013年11月に開催した「ぼくらの町」に続いて、2015年5月に同町を訪問しました。今回は日本のNPO法人 あっちこっち と協力し、「こどもたちがしきる」という、こどもからお年寄りまで楽しめるプロジェクトを届けました。

 

2015年3月 - Support Our Kids チャリティーディナー

2015年3月、豪日交流基金の協力のもと、大使館は南三陸町のオーストラリア友好学習館(通称コアラ館)で働く阿部貴世江さん、同町教育委員会生涯学習課の佐々木仁一さん、そして豪日交流基金が幼稚園への遊具贈呈や移動図書館の助成などで支援した飯舘村からは菅野典夫村長、そして同村議会の佐藤長平さんを東京にお招きしました。

4名には豪日交流基金の助成金プログラム受賞団体で自立支援リーダーシッププログラムを企画しているSupport Our Kids(SOK)により開催されたチャリティーディナーにご出席いただき、オーストラリアが支援する自治体の皆様にお集まりいただく機会となりました。

南三陸町の阿部さん、佐々木さんは翌日も東京のオーストラリア大使館にて、震災後の体験についてお話をいただきました。阿部さんは、コアラ 館の写真をみせながら、震災後新しく建てられた施設が地元の方にどのような場を提供しているかを説明しました。また、2012年に行なわれた中学生の オーストラリア研修旅行に参加された娘さんについてもお話いただき、「オーストラリアに行ってはじめて笑顔を取り戻すことができた」と涙ながらに語ってくれました。

佐々木さんは、九死に一生を得た震災当日の体験について語り、4年過ぎた今も様々な爪痕を残す震災のすさまじさを伝えました。

 
 

2015年3月 -司法大臣 南三陸町を訪問

2015年3月にマイケル・キーナン司法大臣が南三陸町を訪問しました。 キーナン大臣は同町に津波がどのような被害をもたらしたかを、町の職員に案内された後、佐藤仁町長と面会しました。大臣は南三陸町オーストラリア友好学習館(愛称:コアラ館)を訪れ、日本で出版されたばかりの、「オーストラリア現代文学傑作選」の小説「スラップ」を図書館に贈呈しました。

2014年9月 - オーストラリアジャズミュージシャン 岩手学校訪問

豪日交流基金助成のもと、ジャズバンドのクッキン・オン・スリー・バーナーズ来日し、東京JAZZで公演したのち、東北地方をツアーしました。

ジャズミュージシャンの岩手県被災地の学校訪問は、本ツアーで4回目を迎え、生徒と先生と一緒に踊りながら、ファンクなジャズサウンドを披露しました。学校でパフォーマンスやワークショップを実施した後、定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台の復興支援ステージにも出演しました。

2014年4月 - 豪国立科学技術センター(クエスタコン)2014サイエンスサーカスツアージャパン東北地方を巡回

設立25周年を記念して、豪国立科学技術センタークエスタコンのサイエンスサーカスツアーが日本科学未来館で開幕し、2014年4月29日より南三陸町をはじめとした東北地方を巡回しました。

2014年3月 - 南三陸町中学生春休み オーストラリア研修旅行

2014年3月に南三陸町の中学生20名が、豪日交流基金の助成の下、研修旅行のためクイーンズランド州を訪れました。中学生達は、英語授業、ホームステイやボランティアなど、様々なプログラムを体験しました。

 

2013年11月 - 演劇集団ポリグロット・シアター、南三陸町でパフォーマンスを開催

2013年11月2日(土)にメルボルンの演劇集団ポリグロット・シアターが、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町で、3,000個のダンボールを使い、理想の町を作りあげる参加型パフォーマンス「わたしたちの町」を開催しました。

2013年9月 -オーストラリアジャズミュージシャン 岩手学校訪問

エチオピア出身のデレブ・デサレンがボーカルを務める、8人組のオーストラリア・ジャズバンド「デレブ・ザ・アンバサダー」が、東日本大震災の影響を受けた岩手県にある3つの学校を訪問し、生徒たちとジャズ音楽を通じた交流活動を行いました。太平洋に面した岩手県宮古市、山田町の中学校、大槌町の高校を訪れた「デレブ・ザ・アンバサダー」の一行は、被災地の生徒たちのためにジャズ演奏を通じた交流会を開催しました。軽快なジャズの曲を聞いて、生徒たちは体全体で音楽を楽しんでいました。

 

2013年3月 - 南三陸町中学生春休みオーストラリア研修旅行

2013年3月、南三陸町の中学生20名が、豪日交流基金の助成の下、 研修旅行 のためビクトリア州を訪れました。中学生達は、英語授業、ファームステイや有名なフィリップ島のペンギン・パレード見学など、様々なプログラムを体験しました。

2013年1月 - オーストラリア・ニュージランド銀行、南三陸オーストラリア友好学習館を建設

南三陸オーストラリア友好学習館(愛称:コアラ館)の落成式が、2013 年1 月19 日に南三陸町にて、佐藤仁町長、ブルース・ミラー駐日オーストラリア大使、ピーター・デイヴィスオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の在日代表出席のもと、行われました。コアラ館は、図書室、学習室、研修室を備えた生涯学習施設として、南三陸町内で初めて震災後再建された仮設でない公共施設となりました。

詳しくは こちら

2013年1月 - 飯舘村に移動図書館を寄贈

2013年1月、豪日交流基金の助成およびクイーンズランド州アイロンサイド・ハイスクールの資金提供により、飯舘村の人々のために、避難先を巡回する 移動図書館が寄贈されました 。ブルース・ミラー駐日大使は「移動図書館が地域を結ぶ助けになれば」と語っています。

 

2012年10月 - オーストラリア海軍乗組員、飯舘村の被災者を訪問

2012年10月、オーストラリア海軍フリゲート艦シドニー(HMAS Sydney)の乗組員が飯舘村の被災者が通う幼稚園および中学校を 訪問しました

乗組員達はまた、飯舘村の菅野典雄村長および豪日交流基金助成オーストラリア視察から帰国したばかりの佐藤長平村議会議長と面会しました。

2012年10月 - 被災自治体代表者によるオーストラリア視察

2012年10月、南三陸町の佐藤仁町長と福島県飯舘村の佐藤長平村議会議長が、 自然災害の長期的影響への取り組みについての経験を共有するため、豪日交流基金の助成により オーストラリアを訪問 しました。

 

2012年9月 - オーストラリアジャズミュージシャン 岩手学校訪問

オーストラリアのジャズシンガー、スティーヴン・ロシートと彼の率いるバンドのメンバーが、週末に開催された国内最大級のジャズの祭典−東京Jazzフェスティバルでの公演を終え、被災地である岩手県の二校の中学校を訪問しました。八幡平市立松尾中学校と大槌町立吉里吉里中学校を訪れた彼らは、地元の生徒さんたちと音楽を通じた交流を行いました。吉里吉里中学校に通う生徒の約3分の1は、今なお仮設住宅での生活を余儀なくされています。

スティーヴンとバンドのメンバー達は、数曲を披露した後、生徒さんからの質問に答えました。その後、松尾中学校のジャズ・オーケストラの演奏や、吉里吉里中学校のコーラス部の合唱を聞き、中学生の素晴らしいパフォーマンスに、オーストラリアのミュージシャン達は、いたく感動した様子でした。

2012年7月 - 再生オーストラリア・ハウス

「オーストラリア・ハウス」は、築100年の木造民家を改装し、オーストラリアのアーティストが滞在しながら作品を制作・発表する日豪文化交流の拠点として誕生しました。しかし2011年3月11日に発生した東日本大震災の翌日、長野県北部地震によりその建物は全壊しました。豪日交流基金、十日町市及びその他機関からの助成・協賛により、「オーストラリア・ハウス」の再建は早い段階で決まり、新しい「オーストラリア・ハウス」は、オーストラリアと越後妻有地方とのつながりを引き続き深めると共に、オーストラリアから日本への復興支援の象徴として再建されることになりました。

「オーストラリア・ハウス」設計提案公募の選考会にて、日本を代表する建築家の安藤忠雄氏(プリツカー賞受賞)率いる審査委員会の満場一致で、シドニー在住のオーストラリア人建築家アンドリュー・バーンズ氏(アンドリュー・バーンズ・アーキテクト(Andrew Burns Architect)所属)による設計提案が最優秀に選ばれました。そして2012年7月に再生オーストラリア・ハウスはオープンしました。

詳しくは こちら

 

 

2012年4月 - 豪日交流基金が飯舘村草野・飯樋幼稚園に遊具を贈呈

2012年4月、、飯舘村の避難生活先である福島県飯野町に仮設された飯舘村草野・飯樋幼稚園の開園に合わせて、豪日交流基金が 遊具を贈呈しました 。

ブルース・ミラー駐日大使および豪日交流基金のメラニー・ブロック理事が、菅野典雄飯舘村村長および佐藤長平飯舘村議会議長とお会いし、園児達に新設遊具のお披露目をしました。

 

2012年3月 - 南三陸町中学生春休みオーストラリア研修旅行

2012年3月、南三陸町から24名の中学生が、 研修旅行 のためゴールドコーストを訪れました。生徒たちは、オーストラリア人家庭にホームステイをしながら、地元校の授業に出席したほか、観光を楽しみました。

2012年3月 - 東日本大震災犠牲者南三陸町追悼式

2012年3月11日に行われた東日本大震災犠牲者南三陸町追悼式には、オーストラリアを代表し、当時のオーストラリア国防軍副司令官マーク・ビンスキン空軍中将、および都市捜索救助隊を指揮したロブ・マクニール ニュー・サウス・ウェールズ州消防隊主任監督官が、大使館代表と共に、参列しました。

ロブ・マクニール主任監督官はまた、大使館で、東京の高校生たちを前に、 南三陸町における自らの経験 を語りました。

 

2011年10月 - 福興市への参加

オーストラリアは、2011年10月に南三陸町で開催された 「福興市」に参加 しました。60名以上のオーストラリア人および大使館職員が、復興支援のため同町を訪れました。

大使館職員はまた、「復興市」への2度目の参加を果すため、2012年4月に同町を 再訪しました

 

2011年9月 - オーストラリアジャズミュージシャン 岩手学校訪問

オーストラリアのジャズミュージシャン“ミスインタープロテート”は震災から半年後の2011年9月に岩手県を訪れ、学校での演奏・ワークショップを実施しました。岩手県文化振興事業団の協力のもと、陸前高田市の気仙中学校と広田中学校、そして宮古市の鍬ケ崎小学校 を訪問しました。 生徒にとっては初めての本格的なジャズを聞く機会となりましたが、日本の「ふるさと」なども演奏し、生徒立ちを楽しませてくれました。

 

2011年4月 - 元ギラード首相の訪問

オーストラリアの当時の首相であるジュリア・ギラード氏は、震災後間もない2011年4月に訪日し、東京および南三陸町を訪れました。外国首脳として、最初の被災地訪問でした。

南三陸町で、ギラード首相は、佐藤仁町長と会談した他、避難所で生活する被災者を見舞いました。また、佐藤町長の要請に基づき ギラード首相が発表した食糧支援 が、4日後に同町に到着しました。

2011年3月 - 東日本大震災の初動対応

震災直後、オーストラリアから76名の都市捜索救助隊が南三陸町に派遣され、捜索活動に携わりました。

都市捜索救助隊をオーストラリアから輸送した空軍のC-17輸送機は、日本に留り、人道支援のため、物資や機材の輸送任務に携わりました。国防軍パシフィック・アシスト作戦の一翼を担ったC-17輸送機の出動は23回を数えました。