Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

ロバーツ臨時代理大使 宮城県南三陸町訪問

2022-12-20

2022年11月にピーター・ロバーツ臨時代理大使は、宮城県南三陸町を訪問しました。ロバーツ臨時代理大使は、2009年から2011年まで在日オーストラリア大使館で政務部参事官を務めており、東日本大震災直後に同町に派遣されたオーストラリアの都市救援隊と共に救援活動に参加した経験があります。今回の南三陸町の訪問は、11年ぶりで、今年7月に臨時代理大使として就任後初の東北被災地訪問となりました。 

今回の訪問では、佐藤仁町長と共に復興した町を視察しました。オーストラリア・ニュージーランド銀行の寄付により、震災後初の恒久建設物となった生涯学習館(愛称:コアラ館)をはじめ、レンドリース・ジャパン株式会社が震災から10年の絆の証として寄贈した「レンドリーステラス」など、オーストラリアと縁のある場所を巡りました。つづいて、南三陸町震災復興記念公園を訪れ、震災で犠牲になった方々に祈りを捧げ、献花をしました。 

今年10月に開館した南三陸町東日本大震災伝承館「南三陸311メモリアル」も訪問しました。伝承館には、震災の約一か月後に訪問した当時のジュリア・ギラード豪首相の写真をはじめ、オーストラリアの震災後の支援や交流事業が展示されていました。 

この伝承館が有する大きな役割は東日本大震災から「防災」について学ぶ場所であり、実際にロバーツ臨時代理大使も、住民らが震災当日の実体験について話す映像を観て、ラーニング・プログラムに参加しました。 

コアラ館にて、「コアラ」を贈呈するロバーツ臨時代理大使 

南三陸町震災復興記念公園にて、献花する臨時代理大使・夫人