Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

2017-22年 豪日交流基金戦略計画

ミッションステートメント

日本におけるオーストラリアのイメージに現代性が反映されるよう、こうした見識を増強し、変えていくことで、人的交流を通じたオーストラリアによる日本への関与を高めます。

オーストラリアが幅広い分野で日豪関係にもたらす独創性、革新性の推進を促します。

外交や経済、貿易、安全保障、文化政策における、相手国の決定的な重要性への相互理解を反映した、より洗練された日豪両国間の関与を強化します。

 

Photo: The Hon Scott Morrison MP, Prime Minister of Australia, and His Excellency Shinzo Abe, Prime Minister of Japan, during a visit to Darwin on 16 November 2018.

 

運営目的

豪日交流基金(AJF)が掲げる運営の目的は、以下の通りです。

  1. 日本において、日豪両国の共通の利益に対する意識と理解を高める。
  2. オーストラリアにおいて、経済および戦略的パートナーとしての日本の重要性に対する理解を増進する。
  3. 日本において、オーストラリアが卓越性および専門性を持つ分野に対する認識を向上させる

 (AJF Orders in Council, 2006年11月30日)

 

優先分野

このような運営目的を実現するために、豪日交流基金では(1)若者(2)ジェンダー・多様性及び包括性(3)イノベーションといった、3つの分野横断的なテーマに関わる質の高いプログラムに、特に焦点を当てるつもりです。

効果的な‘広報文化活動’計画は、プロジェクトの可能性を最大限に引き上げ、両国間の相互理解や親善を深める上で、プロジェクトになくてはならない存在です。広報文化活動を通じて、二国間関係におけるオーストラリアの影響力や評価が高まるよう、プロジェクトは一般国民及び(または)意思決定者に対して周知されます。優れた広報文化活動は、肯定的で効果的な日豪関係のメディア報道や論説を生み出し、現代的で前向きなオーストラリアのイメージを醸成すると共に、オーストラリア政府による国際政策上の目標を支えます。

優れた広報文化活動はまた、新しい分野や、日豪関係における個人や組織の新規及び持続的なつながりに道を開くと共に、新たなパートナーシップや協力活動の開始、既存関係の深化を可能にします。

プロジェクトは財政的、あるいは他の貢献(現物給付など)等を含め、日豪のパートナーが協力し合うものである点を示す必要があります。プロジェクトはまた、以下の優先分野に分けられます(アルファベット順)。

 

啓蒙・情報コミュニケーション

日本においてオーストラリアの正確、かつ肯定的なイメージを推進し、日豪関係の持続性を浮き彫りにすると共に、両国における日豪関係の重要性をより広く理解させるプロジェクト。

【プロジェクト実例】

Australia-Japan Youth Dialogue 2019

Introducing Australian expertise and establishing cooperative framework in Service-Dog breeding

 

経済外交・地政学

政策決定者や企業グループ、学界著名人等の間で、互いにとっての日豪ビジネスや経済、地政学的関係の重要性や可能性について、知識に裏打ちされた議論を促進すると共に、以下の分野に力点を置いたプロジェクト。

  • 貿易協定やその合意済み課題の機会から生ずる、経済関係緊密化の推進
  • オーストラリアと日本の貿易・投資関係における、新たな課題や傾向の追求
  • 日本で関心が高い分野(例えば、プロジェクト管理や官民パートナーシップ等)における、オーストラリアの組織改革能力や、国際ビジネス面での専門知識の推進
  • 地域や国際社会における平和と安定の推進に向けた、日豪共通の貢献に対する理解や国民意識の向上、安定や平和、繁栄を推進するルールや規範への日豪によるコミットメントの推進

【プロジェクト実例】

Japan Update 2019

Australia-Japan Symposium on sustainable SME trade expansion

2019 Strategic Dialogue: Australia, Japan and the US

 

教育・オーストラリア研究

以下の2分野に焦点を当てたプロジェクト。

  • 同窓生ネットワークや、国内でオーストラリアの教育・訓練を受ける機会の提供等を通じた、オーストラリアの教育・訓練分野における卓越性の推進
  • 日本におけるオーストラリア研究の普及や、日本でのオーストラリアへの学術的関心や専門知識の維持、拡大のための支援

※学生やスタッフの研修旅行、中でも特に、コミュニケーションに関する強力な要素を欠いた提案は、支援を受ける割合が概して低くなります。また、主に学術研究に関する、あるいは広報文化的側面を欠いたプロジェクトは、一般的に資金拠出の対象とはなりません。

【プロジェクト実例】

Palliative Care and Community Partnership

Management and Selection of the Australian Studies Visiting Professorial Chair

Designing a Sustainable Future: Interdisciplinary Dialogues between Australia and Japan

 

科学イノベーション

以下の3分野に焦点を当てたプロジェクト。

  • イノベーションや科学・健康・技術など、オーストラリアの卓越性を推進する分野における、個人・組織レベルでの日豪協力・パートナーシップ交流の推進
  • 例えば同窓生ネットワークや一般普及活動等を通じた、科学研究・技術・イノベーションにおけるオーストラリアの専門知識の追求。日豪間の科学・技術協力に関するものの、科学研究のみではない、あるいはこれが支配的ではないプロジェクトは資金拠出の対象となる。
  • 交流を通じた、スポーツ医学や他のスポーツ関連科学イノベーションにおける、オーストラリアの卓越性の推進

【プロジェクト実例】

A Sustainable Carbon-free Asia Pacific - The Hydrogen Era

Exploiting new technologies for personalised and precision medicine

Smartgrid Communications: Japanese-Australian Collaboration for Excellence

 

社会・文化・スポーツ

スポーツ・青年組織や地方自治体、地域社会・非政府団体等、日豪の専門機関や地域社会団体などが、新しい社会交流や協力活動を通じて、日本でオーストラリアの卓越性や専門性を伝えると共に、両国間の理解や友情、敬意をより育むようなプロジェクト。現代性や創造性、多様性、寛容性のある成功した国、仕事や留学、訪問、生活の場所という観点から、魅力の高い国としてのオーストラリアを打ち出すプロジェクト。共通の価値観や関心を有する補完性の高い国として、日本を前面に出したプロジェクト。

芸術・文化プロジェクトについては、日豪のパートナーが協力し合い、革新的なアイディアや手法を概念的に、または実演を通じて打ち出したものであるべきです。参加する個人や組織は質や卓越性において、優れた実績がなくてはなりません。

大きな文化フェスティバルの一環として、過去に成功を収めたプロジェクトは、以下の点を証明する内容となっていました。

  • 日豪関係を具体的に推進できた。
  • そのプロジェクトが、単により広い国際フェスティバルの宣伝をする上での、付随的要素ではなかった点を示すことができた。

     

    - 豪日交流基金による、日豪関係に関連したプログラム内容への財政支援について、本基金が支援母体である点が明記されていた。

  • 日豪関係を広く、特にメディアを通じて推進できる可能性を、明らかに秘めていた。

  • 日豪協力に関わる人々の間で、重要で新しい関係を築く上での媒介として機能することができた。

     

    スポーツ関連のプロジェクトは、オーストラリアの技術的専門性を推進するものであるべきです。過去に成功を収めたスポーツ関連のプロジェクトは、単に一度だけの交流ではなく、長期的関係の構築につながる見通しを示すものでした。

【プロジェクト実例】

Over the Sea – bringing island nations together across the ocean

ChildFund Pass It Back

Tokyo 2020 Paralympic Games Community Engagement Project in Chuo Ward