Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

過去のイベント 2007

マルチメディア・インスタレーション「Framing and the Occult」

2007年1月7日-13日
マルチメディア系の新進現代アーティストCarl Henwoodによる日本での初の個展「Framing and the Occult」が、京都Tranq Roomで開かれます。

今回展示される作品は、窓に取り付けられたセンサーを通じてリアルタイムにビデオ、照明、音響が変化するマルチメディア・インスタレーション。通常、窓越しに眺める風景は鑑賞者に視覚的・神秘的な情報を伝えますが、その他のコミュニケーションが遮断されている為にその先で繰り広げられている出来事に参加することはできないという、特権的な位置を与えます。

しかしこの作品では、窓に取り付けられた光、熱、音センサーによって鑑賞者の存在が窓の向こうの世界に大きな影響を与える事により、その立ち位置に揺さぶりがかけられます。鑑賞者の「見る」という行為そのものを鑑賞する、知覚的・参加型インスタレーション。お近くにお住まいの方は、ぜひこの機会に体験してみてはいかがでしょう。

 

ビューマスターズ リミックス 展覧会

2007年2月3日-18日
ヴューマスターズ(現音採集観察学会)とは、「耳」を使った"発想の転換"をこころみる環境音プロジェクト。 気になる「音」を写真のように切り取り、 鑑賞したり、楽しんだりする「サウンド・スポッティング」をテーマに、2002年以降毎年築港赤レンガ倉庫で開催され、時代と共に数々の作品を生み出してきました。今年は「耳」から得た音を「視覚」に置き換えた「リミックス・バーション」として登場。

オーストラリアから招聘するアーティスト3名を含む国内外の音楽家やビジュアルアーティストによる、映像/インスタレーションなどの展覧会をはじめ、路面電車でのコンサートなど、「トラム(電車)」をテーマに新たに“再編集”されたヴューマスターズ・イベントです。

展覧会では、ヴューマスターズの「ポップ」「音楽的」という視点から、出展作家による「トラム(鉄道)」をテーマにしたView Masters的サウンド&ビジュアル作品を展示。また、これまで4年間に渡って行われたView Mastersの活動成果もアーカイブとして公開します。オープン初日には、出展作家による作品解説と、オーストラリア人キュレーターJane Hindsonによる特別レクチャーを開催します。

参加アーティスト:Nathan Gray/ネイサン・グレー (Melbourne)、Dylan Martorell/ディラン・マートレイル (Melbourne)、Geoff Robinson/ジェフ・ロビンソン (Melbourne)、Haco、角田俊也、梅田哲也、Yuko Nexus6、田尻麻里子、宮本博史

 

ゆみ・うみうまれ+モイラ・フィニュケーン+ジャッキー・スミス

2007年2月10日-19日
オーストラリア・メルボルンで生まれ、いま世界各地で大入り・立ち見続出のキャバレー・パフォーマンスがついに日本に上陸します。

大駱駝艦で舞踏を学んだ後オーストラリアに移り住み、独自の進化を遂げたゆみ・うみうまれのパフォーマンスは、単なるエキゾチズムには決して回収されない「ショックと癒しがクロスする」狂喜的舞踏キャバレー。対するモイラ・フィニュケーンは演出家ジャッキー・スミスとの13年を越えるコラボレーションを通じ、ゴシック、バーレスクショーの世界で各国のフェスティバルに招聘される、怪奇キャバレーの女王。2003年から始まったこの3人のコラボレーション作品は、シドニー・オペラハウス、アデレード・キャバレーフェスティバル、エジンバラ・フリンジなどで売り切れ・立ち見が続出しています。この度の日本公演では、横浜BankARTと大阪Asia Contemporary Dance Festivalでその作品の一部が紹介されます。

 

Wave Front - ミュージック・アカデミー

2007年2月15日-17日
「Wave Front - オーストラリア 現代アートの最前線」と題して、オーストラリアを代表する若手ビジュアルアーティストの作品展示や現代音楽家によるレッスンなどが、トーキョーワンダーサイト(TWS)で行われています。

音楽プログラム「ミュージック・アカデミー」では、シドニー交響楽団のレジデンス作曲家として活躍するリザ・リムと、現代音楽グループElision Ensembleのアーティスティック・ディレクター、ダリル・バックリーを招いてのレクチャーと、受講生によるコンサートが開かれます。

 

写真展「無差別」

2007年2月26日-3月3日
「無差別」は、写真家Paul KnightとKristian Haggblomによるカラー写真展。会場では同じくオーストラリア出身の現代音楽家Philip Samartzisによるサウンド・インスタレーションも同時に展示されます。

Paul Knightの人物写真はヒトという動物が最もエモーショナルになる瞬間を写真というタイムカプセルに閉じ込め、広告写真等に見られる過剰演出を一切はぎ取った赤裸々な「姿」を観る者に突きつけます。快楽と苦痛の境界線にあるこれら“禁断の写真”は、「見たくない、でも見たい」という混沌とした感情に観る者を陥れます。

Kristian Haggblomは人工的な世界と自然界の境界にある「真空」、いわば文化と自然がもつれ合う「点」に固執し、それを作品としています。その荒廃した空間に置かれた登場人物達は一見平凡な仕草をしていますが、そこには人間の恐怖感と欲望が自然の一部であるという事が示唆されていると言えるでしょう。

更にギャラリーでは、現代音楽家Philip Samartzisがこの冬東京で作曲した「鉢植えのポリエステル製植物に捧げる小曲」が静かに流れています。言葉で理解するより、実際に見て、聞くことでストレートに伝わってくる現代写真/サウンド・インスタレーション展です。

 

パフォーマンス・オーストラリア at 東京芸術見本市2007

2007年3月5日-3月8日
オーストラリアを代表するアーティストやカンパニーの数々が「パフォーマンス・オーストラリア」と題し、今年も東京芸術見本市において紹介されます。ご来場の際には見本市会場内「パフォーマンス・オーストラリア」ブースにぜひお立ち寄り下さい。

個性的でダイナミックかつ躍動的ーオーストラリアの現代アートは、その国と同様きわめてユニークです。 エネルギッシュな身体性で有名なコンテンポラリー・ダンスや、人形劇や児童演劇をも含む幅広い現代演劇など、様々な舞台が世界で高く評価されています。音楽の分野でも、オリジナリティー溢れる楽曲の数々や躍動感溢れるパフォーマンスで評価が高まっています。

3月8日(木)午前11時より東京国際フォーラム・ホールD1にて「Australia: New Approaches to Contemporary Music」と題して行われるプレゼンテーションにもぜひ足をお運び下さい。Aphids 芸術監督/作曲家のDavid Youngや、オーストラリア・カウンシルのSue Spenceらが、オーストラリアの現代音楽界の新たな動きなど、最新情報をご紹介します。

Rosemary Hinde、Tony Mack、Tony Riggio、Sue Spence、David Young

 

演劇集団円『ラプチュア』

2007年3月16日-28日
ニューヨークをはじめ、世界各国で注目の劇作家Joanna Murray-Smithの代表作『ラプチュア』が演劇集団円により上演されます。

永年にわたり毎年休暇を共に過ごしてきた仲の良い3組の夫婦。彼らは40代半ばにしてすでに人生の成功を手に入れていた。傍目にも申し分のない生活を送ってきた彼らだが、突然に訪れた出来事で全てを失った1組が投げかける生き方への疑問に、激しく揺れ始める一同。友情、家庭、性、そして子供、それぞれの人生が浮き彫りにされ、途方に暮れる彼ら。曲がり角の向こう側にはどんな人生が待っているのか…。

演劇集団円は、これまでも2002年にJoanna Murray-Smithの『オナー』を上演するなど、オーストラリア演劇を紹介してきました。また、今回の作品『ラプチュア』は2004年にひょうご舞台芸術により『曲がり角の向こうには』という邦題で上演されています。

 

流山児★事務所『リターン』

2007年3月20日-31日
「アングラの帝王」とも称される、日本小劇場界の風雲児・流山児祥主催の劇団流山児★事務所が、オーストラリアを代表する新鋭劇作家Reg Cribb作の話題作『リターン』を日本初演。『リターン』は、2002年アデレード・フリンジでグランプリを受賞。人間の自由と愛の普遍を描く、音楽的な現代劇として世界各地で上演され、映画化もされています。これまでカナダ演劇界との交流を継続してきた流山児★事務所が今回オーストラリアという新たな多文化社会と出会い、どのような舞台に仕上がるか注目されています。

 

楽天団公演『レインボーズ・エンド』

2007年3月21日-26日
アボリジニ現代戯曲連続上演第6弾
オーストラリアの作品を数多く日本に紹介している演劇企画集団・楽天団。昨年の日豪交流年には、オーストラリアを代表する劇作家・演出家ウェズリー・イノックを迎えて、彼の新作「クッキーズ・テーブル」をワールドプレミア上演しました。今回は、2002年に上演した「ストールン」の作家ジェーン・ハリスンの新作「レインボーズ・エンド」。精力的にアボリジニ戯曲を上演する楽天団に対し、作家自らが出来上がった戯曲を送ってくれたという信頼関係を背景とした舞台。ご期待下さい。

ストーリー
オーストラリアのビクトリア州北部。時は1950年代。川岸の掘っ立て小屋にアボリジニの家族が住んでいる。保守的なおばあちゃん、楽天的で賢い娘のグラディス、そして高校生の孫娘ドリー。町のゴミ捨て場から調達してきた家財道具で生活し、頻繁に起こる洪水の被害を避けられない状況にある。読み書きができないグラディスは、自分が得られなかったもの、良い教育や良い仕事を娘には手に入れて欲しいと願っている。女王の初来豪に心躍らせる進歩的なグラディスは、おばあちゃんと意見が合わないことも多い。ある日、白人の青年エロルが現れ、グラディスに百科事典、ドリーにロマンスを運んでくる。エロルはドリーをデートに誘うようになるが、おばあちゃんはそれが気に入らない。白人男性とアボリジニ女性のカップルは、実際周囲の好奇の目にさらされることになる。そして悲しい出来事が…。


Jane Harrison
曾祖母がニューサウスウェールズ州内のムラワリ部族出身の純血アボリジニであり、その血を受け継いで1960年に生まれる。1992年にイルビジェリ・アボリジニ&トレス海峡諸島人演劇コーポラティブから「ストールン・ジェネレーション」を扱った芝居の脚本を依頼され「ストールン」を執筆。自身はいわゆる「ストールン・ジェネレーション」には属していないが、自分の中に流れるアボリジニとしてのアイデンティティ(アボリジナリティ)、その文化的遺産を探し求めるためにこの作品を書いたと語り、その姿は作中のアンのキャラクターに投影されているとも見えます。処女作となった「ストールン」はメルボルンで1998年に初演された後、東部オーストラリア、イギリス、香港、そして日本で上演されました。他に戯曲「On a Park Bench」、小説「Clash」等。

演劇企画集団・楽天団
演劇企画集団・楽天団は、日本では未紹介の優れた海外の演劇人、特に小数民族の演劇人との共同創作を数多く行ってきました。2001年のカナダ演劇祭ではカナダ先住民作家との共同創作、2002年からはオーストラリア・アボリジニ現代戯曲の連続上演などを実施し、異文化・異ジャンルとの交流による新しい演劇創造をめざしています。

『ストールン」「嘆きの七段階』(2002年)
『サイレント・パートナー』(2003年)
『Up The Ladder』(2003年)
『レイディアンス』(2005年)
『ドリーマーズ』(2005年)
『ダーウィンへの最後のタクシー』(2006年)
新進翻訳家トライアルリーディング Vol.2 (2006年)
楽天団×ウェズリー・イノック『クッキーズ・テーブル』(2006年)

 

シンポジウム:ALTERNATIVE IS OVER: IF YOU WANT IT!

2007年4月3日
トヨタ財団助成プロジェクト「アジア隣人ネットワーク」アジア・アート・ネットワーク第1回交流会シンポジウム
昨年の11月から始まったトヨタ財団の助成プログラム「アジア・アート・ネットワーク」は、2008年の10月までの2年間に、中国、タイ、オーストラリア、韓国の美術(現代美術)関係者との交流をより深めるためのプロジェクトです。今回は、オーストラリアからSally Breen、Bec Dean、Reuben Keehanの3人の若手キュレーターを迎え、それぞれが所属しているオルタナティブ・スペースの活動を中心に、日豪におけるオルタナティブ・スペースの課題などをディスカッションします。

テーマは、インスティテューション(美術館)とオルタナティブ機関の存在意義。最近は美術館等がアーティスト・イン・レジデンスなど、オルタナティブ機関の活動と重なるコンテンツを担い始めている中、両者の関係について改めて議論するものです。また流動化するアジアの美術家の活動の場をどう確保していくとかという課題についても触れる予定。一般からの聴講参加も定員20名に限り可能です。(日英逐次通訳あり)

 

クリヤ・マコト・トリオ featuring サイモン・バーカー・ツアー

2007年4月13日-18日
2006年、日豪交流年を記念して結成され、クリヤ・マコトが音楽プロデューサーを務めたJAJOこと「ジャパン・オーストラリア・ジャズ・オーケストラ」は、「東京JAZZ 2006」への出演、豪州ツアーなどで各方面から大きな注目を集めました。そのオーストラリア側のドラマーとして参加したサイモン・バーカーが4月に再来日し、「クリヤ・マコト・トリオ・スペシャル featuring サイモン・バーカー」と題するツアーを行います。オーストラリア大陸の息吹をたっぷり伝える、一回りも二回りもスケールの大きい、驚くべきドラミングを是非お聴きください。

 

写真展「セントメリーズのトラックスーツ」

2007年4月21日-5月31日
藤枝市郷土博物館開館20周年を記念して、姉妹都市であるオーストラリア・ペンリス市との文化交流展「セントメリーズのトラックスーツ」が開催されています。ファッションフォトグラファーとして名高いハロルド・ディビッドが、ペンリス市セントメリーズに住む老若男女のトラックスーツ(トレーニングウェア/ジャージ)姿を撮影したポートレート写真展です。

このプロジェクトの背景には、1968年メキシコオリンピック男子200mで銀メダルを取ったオーストラリア代表選手ピーター・ノーマンが表彰台で公民権運動への連帯を示した事が、以後トラックスーツがファッションとして市民権を得た事への、作者の思いが込められているといいます。撮影にはセントメリーズの1000人もの人々がそれぞれお気に入りのトラックスーツを着て参加。その中から選りすぐりの作品が、サウンドトラックと共に展示されています。

 

ヨーロッパ・アジア・パシフィック 建築の新潮流 2006-2007

2007年5月11日-27日
ヨーロッパとアジア・パシフィックの優れた若手建築家を紹介する「建築の新潮流」が昨年の欧州文化首都パトラス、今年の文化首都ルクセンブルクを経て、東京で開催されます。

このプロジェクトは2001年に日本とEU間の交流プロジェクトとしてスタートし、2004年のEU拡大と時を同じくして日本側もアジア・パシフィック地域に拡大。今年はコミッショナーにウィニー・マース(ヨーロッパ)、山本理顕(アジア・パシフィック)を迎え、ヨーロッパ9組、アジア・パシフィック7組の建築家が選ばれました。オーストラリアからは、Sean Godsell Architectsとiredale pedersen hook architectsの2組が紹介されます。

選ばれた建築家たちは巡回地ごとに集まり、議論をする中でネットワークを作り上げ、コンペに共同で参加したり共同でプロジェクトを実施するなど、様々な形で恊働をスタートさせています。このプロジェクトは東京の後、メルボルン、パースを巡回する予定です。

 

ディーン・ボーエン新作展「Illumination」

2007年6月15日-7月8日
オーストラリア人気画家の新作30点と特別制作アニメーションを上映
そのカラフルでユーモラスな作風で高い人気を誇る画家ディーン・ボーエン。動物や人の顔、風景などを、銅版画をはじめ様々な技法を使いながら彼独特の作風を確立してきました。今回の個展は作者にとって初めてとなる水彩画の新作展。今まで以上に暖かく柔らかいイメージで新たな境地を切り開いています。

また、ギャルリー宮脇のプロデュースで進行している、ディーン・ボーエンとアニメーション作家・佐々木あゆみとのコラボレーション企画「Dean Bowen Animation Project」から、これまでに完成した5本のアニメーションが特別上映されます。なお、昨年の戌年を記念して制作されたアニメ作品「Dogs」は既にギャルリー宮脇サイトで公開されています。ぜひこの機会に、彼ならではの癒し系キャラクターが実際に動いている姿をお楽しみ下さい!

 

オーストラリア・アボリジニアート展

2007年6月19日-24日
オーストラリア・裸足のアーティストに魅せられて
遥か昔から継承されてきた大地に描く砂絵の伝統を起源とし、現代美術界に大きな影響を与え続けているアボリジニ絵画。西洋美術の価値観を根底から覆すほどの大きな力をもつそのムーブメントは、世界中で注目を浴び続けています。今回神戸で開かれる展覧会では、主にドットペインティングのオリジナル絵画約30点が展示されます。期間中は随時アボリジニアート・プロデューサーの内田真弓氏による解説がある他、22日(金)にはディジュリドゥの演奏、23日にはギャラリートークが開催されます。

作品以外にも、アボリジニ居住区における彼らの生活の様子などを映像・写真、地図や解説パネルなどで紹介。自然と共存する独自の文化と、オーストラリアの大地から生まれたユニークな芸術作品の数々をお楽しみ下さい。

 

アーティスト・イン・スタジオ2007 BankART Studio「Explosion」

2007年6月22日-28日
横浜の街を新たなアートの発信基地として活性化し続けているBankART1929。昨年度に引き続き、街にアーティストを呼び、創作環境を提供する為の様々なプログラムが始まっています。特に5〜6月期は通常のスタジオスペースを拡大し、BankART Studio NYK全館を使用し国内外の35チームが活発に活動。その成果がオープンプログラム「Explosion」で展示されます。

オーストラリアからはシドニーを拠点に8ミリフィルム・アーティストでありAphidsのメンバーでもあるLouise Curhamがレジデンスアーティストとして参加。今回の横浜滞在中に制作した『Everything Old is New Again』を展示します。

 

ピピン・ドレイスデイル陶芸展

2007年6月25日-7月7日
現代オーストラリアを代表する陶芸家ピピン・ドレイスデイルの個展「After the Rain/雨のあとに」が大阪の山木美術で開催されています。アボリジニ美術を髣髴とさせる繊細な線模様と独特な色彩感覚でシンプルな造形を美しく昇華させています。世界各国での個展・グループ展開催は300回を超え、数々の美術館・企業に作品が所蔵され、日本でも岐阜県現代陶芸美術館、金沢21世紀美術館、岐阜県美術館に所蔵作品があります。なお、同時期に隣のギャラリーにて「ゲイル・ニコルス陶芸展」も開催されています。

 

ゲイル・ニコルス陶芸展

2007年6月25日-7月7日
現代オーストラリアを代表する陶芸家ゲイル・ニコルスの個展が大阪の山木美術で開催されています。メルボルンのMonash大学で博士号を取得するまで研究を重ね、自身で編み出したソーダ釉の取り扱い・焼成温度によって、有機的な質感で柔らかい印象の作品を制作。革新的なソーダ釉の研究で世界的に知られています。オーストラリア、アメリカでグループ展、個展を多数開催。 なお、同時期に隣のギャラリーにて「ピピン・ドレイスデイル陶芸展」も開催されています。

 

デヴィッド・ヘルフゴット"Shine"Your Life 2007

2007年7月3日-14日
アカデミー賞主演男優賞受賞の名作映画「シャイン」で世界中を感動させた“奇跡のピアニスト”デヴィッド・ヘルフゴットが4年ぶりに再来日。神童として幼少時代を駆け抜けた後、挫折し、傷だらけになりながらも、人を愛し純真に奏で続けた彼の魂の音を、是非この機会に御体験ください。日本でのこれまでの公演は毎年ソールドアウト。最後は観客全員でのスタンディングオベーション。再び、言葉では表現できない何かに満ちた彼のピアノが、あなたの魂を揺さぶる事でしょう。

デヴィッド・ヘルフゴット
1947年メルボルン生まれ。幼い頃から父にピアノを習い、9才の時には地方の音楽コンクールで特別賞を受賞。10才より正規の音楽教育を受け始める。1961年、14才で州のコンクールで優勝。1966年、ロンドンの王立音楽学校の奨学金を受け、入学。1969年の発表会では同校の教授陣までもがスタンディングオベーションで彼を讚えたという。しかし1970年突如として病に冒され、パースに戻り10年間演奏から離れた生活を送る。しかし1983年、ギリアンと出会い結婚。翌1984年にはリサイタル復帰。新たなキャリアを歩み始める。その後ヨーロッパに再び渡り、各地でリサイタルを行い、絶賛を浴びる。1990年にはソロピアノ作品を発表。1997年よりオーストラリアを皮切りに、アメリカ、イギリス、アジアを含む全世界をツアーし、各地で大絶賛を受けている。

 

ブライアン・ハースト グラスアート展

2007年7月9日-28日
現代オーストラリアを代表するガラス工芸家ブライアン・ハーストのグラスアート展が、大阪の山木美術で開催されます。キャストガラスにエングレーヴィングやエナメル、プラチナ等を使用し、独自の世界を表現。世界各国にて展覧会が多数開催され、ドイツのデュッセルドルフ美術館、アメリカのコーニングガラス美術館など、ガラス美術界の主要な美術館に数多く作品が所蔵されています。今回の個展に合わせて来日し、初日17:00からのオープニング・パーティーには作家自身が参加する予定です。なお、同時期に隣のギャラリーにて「久保美紀 グラスアート展」も開催されています。

 

久保美紀 グラスアート展

2007年7月9日-28日
1998年に単身シドニーへ渡り、現地のスタジオで制作を続ける日本人アーティスト・久保美紀のグラスアート展が、大阪の山木美術で開催されます。京都芸術短期大学で洋画を学んだ後、表現の手法をガラスへと移行させ、オーストラリアに移ってからはアン・ディブカにエングレービングの指導を受けた彼女は、洋画とエングレービングというユニークな修業体験を、息を呑むようなガラス作品へと昇華させています。そのクオリティは高い評価を受け、オーストラリア国内はもとより各国において作品を発表しています。今回の個展に合わせて来日し、初日17:00からのオープニング・パーティーには作家自身が参加する予定です。なお、同時期に隣のギャラリーにて「ブライアン・ハースト グラスアート展」も開催されています。

 

オーストラリア・バレエ団 2007年日本公演

2007年7月13日-18日
バレエ界に颯爽と新風を巻き起こす南半球の名門、オーストラリア・バレエ団が、11年ぶりの日本公演を行ないます。今回日本で上演されるのは、英国王室のスキャンダルに想を得た大胆な舞台が2005年の英国公演で喝采を浴びたマーフィー版「白鳥の湖」と、映画でも大人気のスペクタクルなファンタジーを彷彿とさせる最新作ウェルチ版『眠れる森の美女』。世界のバレエシーンの中でも、今もっとも動向が注目されるオーストラリア・バレエ団の魅力を、二つの舞台を通じてたっぷり味わうことができます。

 

Linda Dennis solo exhibition "Revolution 1"

2007年7月30日-8月4日
これまで「触れる」をテーマに作品を発表してきた、ブリスベン出身・東京在住のアーティスト、リンダ・デニスの新作展。今回は「objects of desire」というテーマにインスパイアされたビデオ・インスタレーションです。今後は「人が触れたいと思う物(人)」に興味の対象を広げていきたいという彼女の、最初の作品となります。

 

クリヤ・マコト+メーガン・ワシントン/マーク・アイザック・グループ

2007年8月1日
日豪交流年記念ジャズユニット「Japan-Australia Jazz Orchestra (JAJO)」のプロデューサーも務めたクリヤ・マコトが、オーストラリア・ジャズの最先端で活躍するアーティストたちを迎えてイベントを行います。若干21歳のボーカリスト、メーガン・ワシントンは、2年前に史上最年少でナショナル・ジャズ・アワード最優秀賞を受賞。甘く柔らかい歌声と漂うようなスキャットが、この上ない魅力を放ちます。そしてブリスベン・ジャズ界のドンとして知られるマーク・イザックは、ニューアルバムと共に豪州ジャズの若手ホープたちを率いて参加。いずれも劣らぬテクニシャン揃いで、昨年日豪交流年ユニットとして来日したマット・キーガン(sax)、ブレット・ハースト(b)も参加。第一部ではクリヤ・マコト・トリオがメーガン・ワシントンのボーカルをたっぷりフィーチャー、第二部でMark Isaacs Resurgence Bandによる本格的ジャズ・クインテットをお届けします。更に参加メンバー全員によるセッションも予定されている、一夜限りの日豪スペシャルイベントです。

日豪交流年記念ジャズユニット「Japan-Australia Jazz Orchestra (JAJO)」
2006年の日豪交流年を記念して、日豪の人気ジャズミュージシャンにより結成された混合オーケストラ。日豪交流年の「音楽大使」として両国内で様々な演奏活動やフェスティバルへ参加。ジャズミュージシャン同士による「言葉や文化の壁を越えた」交流をおこない、互いの文化に対する理解を深め、一層の日豪交流を実現してきました。

 

南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2007

2007年8月18日-9月1日
「木彫りを通して世界をつなぐ」をテーマに彫刻のまち・富山県旧井波町(現南砺市)で4年にごとに開催されている、いなみ国際木彫刻キャンプ。期間中は海外12作家、国内2作家、県内2作家が参加し、長さ2.0m/太さ0.5mの原木から木彫刻作品が公開制作されます。オーストラリアからはニューサウスウェールズ州Walchaを拠点に活動するStephen Thomas Kingが参加。個性豊かな作家達の技術の競演をお楽しみください。

 

大地千響:和太鼓とディジュリドゥの共演

2007年9月1日-2日
世界を股にかけて活躍するソロ太鼓奏者林英哲と共に、国立劇場が太鼓の魅力・可能性を追求するTAIKO3部作の第2弾「大地千響」に、オーストラリアからディジュリドゥ演奏の第一人者Matthew Doyleと、オーストラリア初の和太鼓プロ集団として活躍中のTaiko Ozが共演します。太鼓が放つ圧倒的な響きの世界を追求するこの公演には、他にも津軽三味線の木乃下真市、尺八の土井啓輔、岳神楽保存会なども参加。太鼓の響きが大地にまで広がっていく、その雄大な轟きをお楽しみください。

 

第2回札幌国際短編映画祭

2007年9月13日-16日
ショートショート・フィルムフェスティバルから昨年独立し、札幌独自の映画祭として大成功を収めた札幌国際短編映画祭。世界84カ国、2533本の応募作品の中から厳選された120作品(うちオーストラリアの作品3本)と、招待作品40本の計160本が一気に上映されます。

オーストラリアからは作品部門に『Small Boxes』(レネ・ヘルナンデス監督/プログラム I-C)、『Photograph/一枚の写真』(サラ・ランバート監督/プログラム I-G)、『Sweet&Sour/はらぺこチャイナ』(エディ・ホワイト監督/Children's Program)の3本が参加します。

短編映画の商業的成功をテーマに、国内で唯一短編フィルムマーケットが開催される事でも注目が集まっているこの映画祭。今年も日豪交流年だった昨年に引き続き、クイーンズランド・フィルムセンター「QPIX」のセレクションでオーストラリアの短編フィルムを一気に7本紹介するスペシャルプログラム「AUSTRALIA Short」が開催されます。世界最先端の映像表現がたっぷり体験できる5日間。ぜひ足をお運び下さい。

 

映画『シネリテラシー 映画を作る子供たち』

2007年9月28日
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州で始まった画期的な映像教育を取材したドキュメンタリー映画『シネリテラシー 映画を作る子供たち 〜オーストラリアの挑戦〜』(英語字幕版)の特別試写会が開かれます。オーストラリアの公立学校で始まったこの映画制作の授業は、様々なバックグラウンドを持つ子供たちが一緒になって1つの作品を作り上げていくことで、単なるメディアリテラシーを越えた多角的な情動教育として大きな成果をあげています。

 

Philip Brophy's "The Body Malleable"

2007年10月2日-12月2日
大阪の国立国際美術館で現在開催中の企画展「現代美術の皮膚」で、オーストラリアのフィリップ・ブロフィのインタラクティブ・アニメーション作品『可塑的身体』が展示されています。現代美術と「皮膚」との関係を見つめ直すこの展覧会にはフィリップ・ブロフィの他にも、ヤン・ファーブルの昆虫でびっしり覆われたドレス「昇りゆく天使たちの壁」など世界各地から11人の作家による作品が紹介されています。

80年代の8ミリ映画の制作からそのキャリアをスタートさせたフィリップ・ブロフィは、その後活躍の分野を映画音響や作曲など、音の分野にまで広げ、これまでに多くの講義・講演や著作を世に送り出しています。また日本の文化、特にアニメに大変造詣が深く、最近でも手塚治虫の企画展のキュレーションを行うなど、オーストラリアと日本の文化交流に大きく貢献しています。

 

stringmansassy 日本ツアー

2007年10月3日-9日
ブリスベンを拠点に活動するストリングマン・サッシーは、オーストラリアで最も愛されているデュオ。2005年の愛知万博での成功を受け、ファン待望の来日ツアーです。アーロン・ホッパーの卓越したギターテクニックと、ケイシー・パトリックの伸びやかな歌声が色彩豊かなタペストリーを織り成します。

 

ショーン・グラッドウェル at SPACE FOR YOUR FUTURE

2007年10月27日-2008年1月20日
21世紀の新しい表現はどこから生まれてくるのか。世界各国から34の作家の新作/代表作が集められ、東京都現代美術館の広大なスペースを使って一気に展示することで、創造の世界の最先端を紹介している「SPACE FOR YOUR FUTURE - アートとデザインの遺伝子を組み替える」。オーストラリアからは、スケートボードやヒップホップなどのストリート・カルチャーを扱った映像作品で評価の高いショーン・グラッドウェルの作品が、新作を含め3作品展示されています。

 

Daikanyama Installation 2007

2007年11月3日-25日
散歩して楽しい街・代官山で二年に一度開催されているパブリックアートの祭典「代官山インスタレーション」が現在開催中です。第5回目となる今回、初めて海外からのアーティストとしてオーストラリアのアナリーゼ・リースが入選。彼女のインスタレーションが他の12作品と共に代官山の街を飾っています。

今回展示される彼女の作品は、縦11m 横6mのメッシュクロスにシドニーのテラスハウスを刺繍した、屋外型巨大インスタレーション。それが旧山手通り沿いの産業能率大学の壁面に設置されています。建築様式に象徴される異文化を、直接目にみえる形で移植しようという画期的な試みです。

自分はどこから来たのか、その場所はどう表現できるのか --- 彼女が抱いているこの問いかけは、壁面のインスタレーション作品だけでなく、地元小学校での交流授業でも展開されます。アナリーゼ・リースと一緒に代官山在住の子どもたちがそれぞれの思いを紙の家に表現する図工の授業が行われ、出来上がった作品は渋谷区立代官山スポーツプラザに展示される予定です。(11月9日〜19日/月曜閉館)

シドニーと代官山、リアルタイムで街と人とをつなぐアートイベント「代官山インスタレーション2007」。秋晴れの続くこの時期、代官山の街で散歩やショッピングを楽しみながらの異文化体験をお楽しみ下さい。

 

トニー・ヤップ・カンパニー at BIWAKOビエンナーレ07

2007年11月18日
メルボルンをベースに活動するカンパニー「トニー・ヤップ・カンパニー」が来日し、滋賀県近江八幡市で開かれる第3回BIWAKOビエンナーレにて、コンテンポラリー・リチュアル・ダンスパフォーマンス/インスタレーション「E1-Aether」に参加します。

トニー・ヤップ・カンパニーは、多様な文化的バックグラウンドを持つアーティスト達によるアンサンブル。ダンサー&振付家のトニー・ヤップ(オーストラリア/マレーシア)を中心に、美術家の太田奈緒美(オーストラリア/日本)、ボーカルのRia Soemardjo(オーストラリア/インドネシア)、サウンドのTim Humphrey、Madeleine Flynn(オーストラリア)など、それぞれの分野の第一線で活躍するプロフェッショナル達によるコラボレーションです。

今回の作品「E1-Aether」に日本からは、山海塾などの舞台で有名な照明家/美術家の岩村原太と、若手の魚森理恵がライティングワークで参加します。失われつつある「風土」をテーマとする今年のBIWAKOビエンナーレ。世界各地の風土を今に伝えるアーティスト達のコラボレーションを、ぜひお楽しみ下さい。

 

GOTH: Reality of the Departed World

2007年12月22日-2008年1月26日
横浜美術館でこの冬開催される「GOTH−ゴス−」展でオーストラリアの現代アーティスト、リッキー・スワローの木彫とドローイングが紹介されます。

音楽やファッション、映画、小説など、現在、様々なカルチャー・シーンで「ゴス/ゴシック」と呼ばれる現象があります。本来は中世ヨーロッパの芸術様式を指す言葉でありながら、今やスタイルを超えて、ある種の生き方を示す用語としても機能しています。タトゥー、ピアッシングなどの身体改造、死や病に向けられる視線は、単なる趣味の世界を越えた、保守的な世界に立ち向かおうとする自己表現のありようそのものともいえるでしょう。

本展では、世界的な活動を展開する6組のアーティストによる立体、絵画、映像、写真作品、約250点を通じて、現代美術における「ゴス/ゴシック」が展示されます。2005年ヴェニス・ビエンナーレではオーストラリア代表として紹介されたリッキー・スワローからは、その最近作の中から、日本の美術館では初めて木彫の立体作品とドローイングが紹介されます。

現代美術の世界で非常に高い評価を受けている彼らの作品は、若い世代を中心に世界的な共感を呼ぶ「ゴス/ゴシック」の本質について、あらためて考えるきっかけを与えてくれることでしょう。

 

ジェームス・リンチ展

2007年12月22日-2008年1月27日
オーストラリア、メルボルンを拠点に活動するアーティスト、ジェームス・リンチの展覧会がトーキョーワンダーサイト渋谷で開かれます。これは2007年秋から冬にかけて、TWS青山のクリエーター・イン・レジデンスによって制作された彼の作品の成果発表展覧会となります。

ここでは、今は亡き彼の父親が体験した第二次世界大戦での経験を元にしたアニメーション作品を発表します。「終戦から50年以上が経ち、過去の問題や過ちをただ忘れてしまうのではなく、向き合い、解り合うために取り組むことは私達の課題である」と述べるリンチは、本作品を通して、人の記憶と時間との関わりについての考察を観る者に促します。