2019年9月2日
マイケル・マコーマック副首相兼インフラ・交通・地域開発大臣と、サイモン・バーミンガム貿易・観光・投資大臣は9月2日、以下の声明を共同で発表した。
オーストラリア・日本間における航空サービスの拡大に伴い、オーストラリアと東京・羽田空港間の運航便数は3倍に増える。
オーストラリア・羽田間の発着枠拡大により、オーストラリア及び日本の航空会社による同路線往復便の数は、共に一日2便ずつ増えることになる。
マイケル・マコーマック副首相兼インフラ・交通・地域開発大臣は、この決定は、オーストラリアにとって優れた成果であると語った。
「羽田空港は東京に最も近く、世界中が同空港へのアクセスを求めている。」と、マコーマック大臣は述べた。
「この優れた成果は、航空会社が日豪間の直行便を増やす上での基盤となる。」
「オーストラリアの旅行者は、東京都心のビジネス街に行きやすくなると共に、日本国内での乗り継ぎが楽になる。」と、マコーマック大臣は語った。
「オーストラリアと日本は、航空分野において強固な関係を築いており、その歴史は1947年のカンタス航空による初就航にまで遡る。」
「今回の増便は、両国間における観光や貿易、人的交流の持続性を支えるものである。」
「日本は現在、オーストラリアにとって世界第5位の国際観光市場である。2019年3月末迄の一年間で、43万8千人に及ぶ日本からの観光客が、20億豪ドル相当の経済効果をわが国にもたらしている。こうした数は、今後大きく増えると思われる。」
今回の発表は、オーストラリアの航空・観光業にとり大きな勝利であり、オーストラリアと日本の長期にわたる強固な関係を反映したものであると、サイモン・バーミンガム貿易・観光・投資大臣は語った。
「日本はわが国にとり、最も重要な観光市場のひとつであり、日本からの訪問者は、昨年20億豪ドルをオーストラリアで支出している。」と、バーミンガム大臣は述べた。
「全日空が日曜日に開始した成田・パース便の就航に続く本日の発表は、両国間の往来を著しく増大させる道を開くものである。また、近年拡大を続ける市場のさらなる成長を推進する。」
「増便のための発着枠の拡大は、観光業が支える50万人のオーストラリア国民の雇用にとり朗報である。わが国の観光業は引き続き、世界中の何百万人という訪問者に対し、独自の魅力的な体験を提供している。」
羽田空港の増便は、ケアンズやゴールドコースト等、オーストラリアの地方への路線を含め、毎週両国間で運行する計67の便を補完するものである。
日本からオーストラリアへの乗客数は、過去5年間で大きく伸びている。2014年から2018年全体を通じ、日本からオーストラリアに渡航した短期訪問者の数は、40パーセント増加した。
オーストラリアは2026−27年迄には、推定で62万6千人もの日本人観光客を歓迎すると共に、その経済効果は37億豪ドルに達すると予想される。
羽田空港の増便は、2020年3月29日より実施される。どのオーストラリアの航空会社が、追加の発着枠を利用できるのかについては、独立した国際航空サービス委員会が決定を行う。