Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

オーストラリア大使館の外交官が八丈島の小学校を訪問 Tokyo 2020 に向け、日本のホストタウンをサポート

オーストラリア大使館の外交官が12月10日(火)、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた学校訪問の一環として、東京都の八丈島を訪問します。

マイケル・ホイ参事官(広報文化)が、東京都心から約286キロ離れた伊豆諸島に位置する八丈島の大賀郷小学校を訪問します。今回の訪問は、オーストラリア政府のスポーツ外交キャンペーン「AUS+RALLY」(オーストラリー)として今年10月に学校訪問をスタートしてから4校目となります。内閣官房のホストタウン推進活動と東京都教育委員会の「世界ともだちプロジェクト」に賛同し、企画しました。

弊大使館ではこれまでに、オーストラリア代表野球チームの事前キャンプ地である東京都府中市の小学校ならびに、柔道チームのキャンプ地である埼玉県の中学校で授業を実施し、さらにラグビーセブンズのキャンプを受け入れる神奈川県小田原市の小学校も訪問する予定です。3校の生徒・児童約330人が、オーストラリアの国やスポーツ、大使館の仕事について学んだことになります。

大賀郷小学校は、「AUS+RALLY」として初めての島しょ部への訪問となります。ホイ参事官は、東京オリンピック・パラリンピックへの出場が見込まれる選手などについて、高学年と低学年向けに計2コマの授業を行います。また、東京にやって来るオーストラリアの選手を応援してもらうため、オーストラリア式の応援方法を伝授します。

ホイ参事官は、オリンピック・パラリンピックの開催地である東京に対してオーストラリアから感謝の意を示す上で、八丈島の訪問が重要であると述べています。「伊豆諸島や小笠原諸島が東京都の一部であることは、外国人の間であまり知られていません。2020年の大会に向け、東京都中心部だけでなく島しょ部も重要な役割を担っていると認識し、今回の学校訪問を企画しました」

ニューサウスウェールズ州と東京都は1984年以降、緊密な友好提携関係を築いており、教育や貿易、持続可能な都市づくりといった分野において協力を図っています。シドニーは2000年のオリンピック・パラリンピックを開催しました。

「AUS+RALLY」キャンペーンは、オーストラリアラグビー協会ならびにオーストラリアオリンピック・パラリンピック両委員会と連携し、2019-2020年の期間中、スポーツ界のオーストラリア代表選手らで構成する「チーム・オーストラリア」の日本での活躍を称える取り組みで、今年4月にスタートしました。交流やイベントのプログラムを通じ、新規および既存のスポーツ外交活動を一つに取りまとめるほか、世界的なスポーツイベントを主催する日本から発信される重要なレガシーを支援してまいります。「東京2020参画プログラム」の一つにもなっています。

世界的なスポーツ大会に向けてキャンペーンのパートナーとして「チーム・オーストラリア」を支援いただく団体は、「Friends of Australia」として認定されます。16の地方自治体と団体が「Friends of Australia」となっています。今後、大使館と連携してイベント情報などを活発に発信し合い、全国に「チーム・オーストラリア」の応援の輪を広げていきます。

■ 授業の概要

1. 日時:12月10日(火)10:40 – 12:15(予定) 

2. 場所:八丈町立大賀郷小学校(東京都八丈島八丈町大賀郷15)

3. 講師:マイケル・ホイ参事官(広報文化)    

4. 主な内容(予定):

・オーストラリアの英語であいさつ

・オーストラリアに関するクイズ

・東京オリンピック・パラリンピックに出場するオーストラリア選手の紹介

・オーストラリア式応援

 

AUS+RALLY」キャンペーンの背景

「AUS+RALLY」キャンペーンは、オーストラリア大使館によるスポーツ外交キャンペーンで、2019-2020年、オーストラリアラグビー協会ならびにオーストラリアオリンピック・パラリンピック両委員会と連携して実施されます。キャンペーン名は、国名のオーストラリアと「チーム・オーストラリア」に声援を送る際のかけ声(RALLYING CALL)を掛け合わせて生まれました。数々の世界的なスポーツイベントの日本開催を支援するために、交流やイベントのプログラムを通じ、新規および既存のスポーツ外交活動を一つに取りまとめていきます。

オーストラリアは地域における緊密なパートナー国として、すでに日本との間にスポーツを通じた深い絆や健全なライバル関係を築いています。豪日交流基金を通じ、オーストラリアは1970年代から80年代にかけて、ライフセービングやタッチフットボールを日本に紹介する上で大きな役割を果たしました。それ以来、両国のスポーツ界では、大会の開催や選手の派遣を通じた交流が絶えず行われてきました。両国の代表チームが日本国内外で2017年と2018年の間に対戦した試合の数は23にも上ります。この期間、11のオーストラリア代表チームが日本を訪れる一方、野球やテニス、ゴルフ、サーフィンなどの競技では日本から多くのトップ選手がオーストラリアに渡り、合宿や試合に臨んでいます。

https://australly.jp/

 

世界ともだちプロジェクトについて

東京都教育委員会が推進するオリンピック・パラリンピック教育のプロジェクトの一つで、東京2020大会参加予定国・地域を幅広く学び、実際の国際交流に発展させる取組を行います。この取組により、世界の様々な人種や言語、文化、歴史などを学び、世界の多様性を知るとともに、様々な価値観を尊重することの重要性を理解します。

https://www.o.p.edu.metro.tokyo.jp/friend-project