2026年4月2日
皆様こんにちは
ジャスティン・ヘイハースト前大使は「雨男」と呼ばれてましたが、それにはもっともな理由があったようです。本日は素晴らしい天気なので、ヘイハースト氏には彼のジンクスが解けたことをお伝えしたいと思います。
おかげで大使館の庭園は美しく映えています。
本日は林総務大臣、小野田経済安全保障担当大臣がお見えになっています。お二人は大使館と関係が深く、オーストラリアの友人であります。お二人のご参加を大変嬉しく思います。
本日は、安倍昭恵様にもお越しいただいています。私たちはご夫君であられた安倍晋三氏のご功績に敬意を表しております。本日のご参加に感謝申し上げます。
また、その他の国会議員、日本政府関係者の皆さまをご歓迎申し上げます。
本日お越しの日豪財界を代表する皆様、民間団体、外交関係者の皆様にもお会いでき、大変嬉しく存じます。
とりわけ寛大なご支援を頂いているスポンサーの皆様、本日の料理と飲み物をご用意下さっているパレスホテルの皆様にも、謝意をお伝えします。
皆様のご支援なしには、本日このような形での開催はできませんでした。
そして、本日の会の実現のために尽力してくれた大使館の皆さんに感謝いたしますます。
皆様、半世紀前、日本政府は我が国のホイットラム政権に働きかけ、日豪の国益の整合性と深い相互依存を具現化するような条約の提案を行いました。
これはイラン革命による中東情勢の激動、世界的なエネルギー危機、ベトナム戦争を受けた地域の不安定化が起きていた時期にあたります。
50年前の6月、当初のとまどいと数年に及ぶ交渉を乗り越え、通称「奈良条約」とも呼ばれる日豪友好協力基本条約は署名されました。
当時の首脳は、お互いへの信頼や目的の共有に根ざしたパートナーシップの構築を意識的に行いました。
今日、戦略面、経済面での変動が続く中、本条約を支える友情や国益の共有、相互依存、お互いを頼れる存在といった基本原則は、これまで以上に重要性を帯びています。
これまでの業績をたたえることに、もちろん異存はありません。しかし60年前の丙午の年に生まれた私としては、激しいほどに両国のパートナーシップに楽観的姿勢を持ち、さらなる高みを目指していこうと思います。
この条約の節目を祝うもっとも意義深い取り組みは、両国が今後50年間にわたり?栄し、主権を守り、安定し、強くであり続けることに対して、野心的であることです。
私たちの目の前にある機会には、両国の戦略的パートナーシップのあらゆる領域が含まれます。
お互いの経済安全保障の強化、これにはエネルギーや食料、サプライチェーンの安全確保が含まれます。
AIやデジタルインフラ、量子技術といった先端技術分野における協力が入ります。
防衛、安全保障、インテリジェンス分野の協力強化が含まれます。
自由で開かれたインド太平洋実現のための、緊密な外交面での調整作業が入ります。
活発で持続的な文化やスポーツ、人的交流が含まれます。
目的の共有やビジョン、新たな力を通じ、次の50年が本条約の高い志に沿うものとなるよう、日豪は今日の圧力を明日の優位へと変えることができます。
次の50年間のパートナーシップの礎を築くために、皆様と力を合わせる機会を楽しみにしております。
改めまして、皆様のご参加に感謝申し上げます。皆様をこの美しい大使館庭園にご案内し、素晴らしいオーストラリア産品でおもてなしできることを嬉しく思います。
ありがとうございます。
