Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

ヘイハースト大使スピーチ:2025年大阪・関西万博 オーストラリア・パビリオン起工記念レセプション

皆様、こんばんは。オーストラリア大使のジャスティン・ヘイハーストと申します。

本日、横山英幸大阪市長、永野耕平岸和田市長、高島崚輔芦屋市長をはじめ、多くの関係者のご参加を賜り、心より感謝いたします。

ご友人の皆様、オーストラリア・パビリオン起工記念レセプションにお越しいただき、誠にありがとうございます 。

いのち輝く未来社会をデザインするために、来年の4月から、世界各国がここ大阪・関西に結集いたします。

世界の人々が一堂に会し、新たな発想や夢を共有し、世界の重要な課題に対する独創的なソリューションを分かち合います。

オーストラリア・パビリオン、そしてこのパビリオンで繰り広げられるイベントを通じて、こうした未来像に貢献することができ、光栄に思うとともに大変わくわくしております。

わが国と日本、そして関西との関係はかつてないほど緊密になっております。

簡単に言えば、日本が成功すれば、これはオーストラリアの成功に繋がります。 日本が強い時、オーストラリアもより強くなります。

多くの課題に立ち向かう際、日本と協力すると成功しやすくなることをわが国は理解しております。

2025年大阪・関西万博は、共通の利益や、相互補完的な経済、友情溢れる人的交流に基づいた日豪関係をより強いものにします。

我々の二国間関係は、3つの柱で構成されています。

一つ目の柱は、戦略面での調整です。すなわち地域に影響を与え、これを形作り、関与していくことで平和と安定に貢献します。

二つ目の柱は、貿易・投資・ネットゼロ分野での関係です。

日本にとり、オーストラリアが最大のエネルギー供給国であることの責任を強く受けとめております。大阪・関西万博を踏み台とし、日本とともに、クリーン・エネルギー社会の実現に向けた取り組みを加速させていきたいと思っております。

日本にとって、エネルギー安全保障は国家安全保障と同義であることを重々承知しております。

そして3つ目の柱は、国民・社会間の絆です。この点につきましては、関西との繋がりには特に強いものがあります。

日本とオーストラリアとの間に結ばれている100以上の姉妹関係のうち、25の姉妹関係がここ関西地方にあります。

毎年、数十万人のオーストラリア人が大阪をはじめ、関西地方を訪問しています。先月はジェットスター航空による関西空港・ブリスベン間の直行便就航、そして来月からは同社による関西空港・シドニー間の直行便就航により、相互往来がさらに活発化するのを期待しております。

また、オーストラリアの学校や大学は、毎年数千人の日本人の生徒たちを受け入れております。これは未来の二国間関係の土台となるでしょう。

ご友人の皆様、2025年大阪・関西万博の大いなる成功に大きな期待を寄せています。

ここで用意したスピーチから脱線し、少しだけ意のままに話したいと思います。通訳の方、頑張ってください。

オーストラリア万博事務局、総領事館、大使館スタッフ一同を代表し、皆様のご参加を賜り、改めて感謝の意を表したいと思います。

日本、そして関西地方へのオーストラリアのコミットメントは揺るぎないものであり、皆様と手を携え、万博を成功裏に進められるよう努力してまいります。

こうした取り組みを遂行する上で、皆様と協力できることを光栄に思っております。2025年を特別な1年にしましょう!

おそらく数万人ものオーストラリア人が万博に訪れると思います。関西地方および日本の皆様を、オーストラリア・パビリオンに歓迎できる機会を心待ちにしております。

万博に参加できることを、大変嬉しく思います。

よろしくお願いいたします。