栃木県真岡市と西オーストラリア州ハーヴィー市が友好都市締結し、6月21日にオンラインで調印式が開かれました。オーストラリア大使館からは、広報文化担当のトム・ウィルソン参事官が出席しました。
真岡中学校は、姉妹校のオーストラリンド・シニア・ハイスクールと2003年から交流を始めました。学生の派遣と受け入れを行い、新型コロナウイルスの影響で渡航が難しくなった後も、オンラインで交流を続けてきました。
式典に出席したウィルソン参事官は以下のように挨拶しました。
「本日は両市の継続的で強固な友好関係をうかがうことができ大変嬉しく思います。日豪の姉妹都市は107つあり、これは両国間の強い結びつきを示しています。真岡市とハーヴィー市の強固な関係が末永く続くことをお祈り申し上げます」
また、グレッグ・ラルフ臨時代理大使も祝辞を送りました。
「オーストラリアは、今年に入り観光客の受け入れを再開しました。我々は、学校交流をはじめ、日本の方々が再び我が国を訪れてくださるのを心待ちにしています。日本も観光客の受け入れ再開への準備が始まっており、真岡市とハーヴィー市の皆さまが対面で交流できる日が来るのは、そう遠くないことでしょう」
西オーストラリア州パースの南に位置するハーヴィー市は、もともと先住民の人々の間では、「アカオクロオウム(Red-tailed Black Cockatoo)の地」として知られていました。現在のハーヴィー市は、美しいビーチや川、農地など、その環境の多様性で知られています。
栃木県真岡市も同様に、豊かな緑や河川、丘陵など多様で美しい自然に恵まれています。肥沃な農地があり、「日本一のいちごのまち 」として知られています。
今まで以上に強固な関係にあるオーストラリアと日本の絆は、人と人との強い結びつきにより築き上げられてきました。両市の友好関係が今後も発展し続けることを願っています。