オーストラリア国民は毎年ANZACデーに世界各地で集まり、戦争や紛争において、国家に身を捧げた兵士達の勇敢さを称えるための追悼を行っています。
今から100年前の1915年4月25日、オーストラリア軍兵士はガリポリ半島(現トルコ領)に到着、その後8ヶ月間に及ぶ上陸作戦が展開されました。
この激戦において、8,700名以上の兵士が命を落としました。また上陸当日だけでも、2千名以上の死傷者が出ました。
ANZACデーは、国家に奉仕した全ての国民に思いを馳せる日です。また第一次世界大戦で遠征したオーストラリアとニュージーランド軍兵士(ANZAC兵士)の精神を称える機会でもあります。オーストラリア軍要員は百年の歳月を経た今も、当時の兵士の行動から勇気と誇りを得ています。
第一次世界大戦への参加から100年を迎える2014−2018年にかけて、オーストラリアではANZAC百周年を祝います。
ANZAC百周年は、オーストラリアの歴史の中で最も重要性の高い記念的行事です。この100年間、軍服を着て国家のために戦った全ての国民に対し、感謝と追悼の意を捧げるものです。
また同時に、兵士達を支え、時に彼らの死や負傷を受け入れざるを得なかった、周りの人々の大きな貢献を称える日でもあります。
ANZACデー及びANZAC百周年について詳しく知りたい方は、ウェブサイト(英語)をご参照下さい。
www.anzaccentenary.gov.au/