通貨の歴史
オーストラリアは、1966年までイギリスと同様の通貨単位としてポンド・シリング・ペンスを使っていましたが、ドルが十進法を使っているためその方が簡単ということで、ドルが採用されました。
流通紙幣
1988年、オーストラリア建国200年を記念してポリマー製の10ドル紙幣が世界で初めて発行されました。現在流通している全ての豪ドル札は、ポリマー製です。
ポリマー幣
オーストラリアのお札は紙幣ではありません。1988年に世界初のポリマー製のお札を導入し、現在はすべてポリマー幣となりました。
お札はすべてオーストラリア中央銀行の Note Printing Australia(英語) で印刷されています。Note Printing Australiaではこれまでにパプアニューギニア、インドネシア、クウェート、西サモア、シンガポール、ブルネイ、スリランカ、タイ、バングラデッシュなどのポリマー幣を製造していて、この新しい技術に他の国も強い興味を示しています。
旧紙幣の交換
現在旧紙幣はほとんど流通していません。シドニーにあるオーストラリア中央銀行本店(RBA)では、旧紙幣を問題なくポリマー幣に交換することができますが、他の銀行では替えられない場合もありますのでお気をつけ下さい。現紙幣との交換に関するお問い合わせは直接オーストラリア中央銀行にお願いします。
なお、ポリマー製以外の紙幣は現在日本では交換できません。交換をご希望の方は直接オーストラリア中央銀行(RBA: Reserve Bank of Australia)にお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先はこちら。
リンク
- Royal Australian Mint (英語)
- Perth Mint (英語)
- Note Printing Australia (英語)
- Reserve Bank of Australia オーストラリア中央銀行 (英語)