Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

舞台芸術

オーストラリアの舞台芸術は活気に満ちています。


コンテンポラリー・ダンスでは、Bangarra Dance TheatreSydney Dance CompanyAustralian Dance TheatreChunky Move などが、その身体能力、そしてオーストラリア独自のスタイルと多様性が国際的にも高く評価されています。また政府の支援もあって、様々な規模のカンパニーが活動し海外ツアーも行っています。
更に、演劇も大変さかんです。オーストラリアの重要な舞台関係者養成機関、National Institute of Dramatic Art (NIDA) はケイト・ブラ ンシェットやヒューゴ・ウィービングなど国際的なスターを始め、50年以上にわたって、訓練を積んだ才能ある俳優や演出家、デザイナー、舞台監督、道具・技術担当者を輩出してきました。


こうして国際的には、広く知られ、愛されているオーストラリア演劇を日本の演劇ファンの皆様にも知って頂きたいと、オーストラリア大使館では、日本語訳されているオーストラリア演劇リストを作成しました。既に 多くの作品が日本語に翻訳され上演されています。

日本語訳されているオーストラリア演劇リスト


また、日本で近年行われたオーストラリアの舞台芸術公演は以下の通りです。

2015年 「越後妻有の巨大パペッツ」by スナッフパペッツ


16年間にわたって、オーストラリアを拠点にヨーロッパやアジア、南米など世界各地でワークショップと公演のツアーを継続するスナッフパペッツ。 カンパニー は、多くの人々を巻き込んで巨大な野外人形劇をつくりあげ、 上演することで知られています。 2015年には越後妻有トリエンナーレにオーストラリア・ハウスのレジデンス・アーティストとして参加しました。そして、地域の人たちと滞在制作を実施し、その成果を発表し、好評を博しました。

https://vimeo.com/145818149

Snuff Puppets Peoples Puppet Project Workshop at OzFest, Dharavi, Mumbai   


 

2012年-2013年 「アルヴィン・スプートニクの深海探検」by ティム・ワッツ


「アルヴィン・スプートニクの深海探検」は、アニメーション、指人形、映像、ウクレレ、歌などを組み合わせた、オーストラリア人パフォーマー、ティム・ワッツによるソロパフォーマンスです。海水レベルが上昇し、人類の殆どが滅亡した後、生き残った人類が新たに生きる場所を見つけるため深海探検に出るという、未来的物語で、その日本公演は、子供から大人まで、人気を博しました。公演は、ふじのくに⇔せかい演劇祭(静岡)で、2013年にTACT/FEST、金沢21世紀美術館、うりんこ劇場、鳥の演劇祭で行われました。
 

Culture Picture   『アルヴィン・スプートニクの深海探検』

 

 2013年  ポリグロットシアター「僕らのダンボール村」


オーストラリアで評判のポリグロットシアターカンパニーは、「私たちのダンボール村」という作品を日本で公演しました。それは、子供たちにダンボールを使って空想の村を創らせ、最後にはそれを思い切り壊す、という 観客参加型の楽しい公演で、参加した子供たちは協力や譲り合いなどを学びながら村づくりを体験しました。
作品は、アジア最大のファミリー向け演劇フェスティバルである、沖縄キムジナーフェスタ(国際児童青少年演劇フェスティバル)や、東日本大震災後のオーストラリアの東北地方支援プログラムの一環として、南三陸町でも上演されました(豪日交流基金共催)。

 

2013年 バック・トゥ・バック・シアター「ガネーシャVS.第三帝国」


映像や照明を駆使したイメージ豊かな空間づくりと、「生命」や「美」をめぐるさまざまな「標準」に斬り込む哲学的な思考で知られるオーストラリアの劇団、バック・トゥ・バック・シアターが、フェスティバル/トーキョー13で「ガネーシャVS.第三帝国」を上演しました。
本作品は、知的障害を持つ俳優たちと共に創作を続ける彼らが、インドの神ガネーシャの冒険譚とそれを上演する劇団内でのいざこざを併行させて描き、世界各国で好評を博した話題作で、日本でも話題に なりました。

Culture Picture
Photo: Jeff Busby
 
 

2012年 オーストラリア国立演劇学校(NIDA)校長による講演

 
オーストラリア国立演劇学校(NIDA)校長のリン・ウィリアムズ氏がオーストラリアの文化イノベーション戦略において欠かせない同学校の存在、そして将来のビジョン、オーストラリアにとって芸術がもたらす重要性を語りました。