2017年09月03日
マルコム・ターンブル首相とジュリー・ビショップ外務大臣、マリース・ペイン国防大臣は2017年9月3日、以下の声明を発表した。
北朝鮮は核実験を成功裏に行ったと主張しており、同国の核実験場では、マグニチュード6.1の地震が観測された。
確認はされていないが、北朝鮮は水爆と主張している。
今回の核実験は、北朝鮮にとり通算6回目にあたる。
金正恩体制による核兵器の開発と実験を禁止する、国連安全保障理事会決議への甚だしい挑発行為を、オーストラリアは断固として強く非難する。
オーストラリアは国連安保理に、北朝鮮が方向を転じるべく圧力を加えるような、より強力な措置を至急検討するよう呼びかける。また全ての国、特に安保理常任理事国五か国に対し、この危険なのけ者政権に、可能な限り最大の圧力を加えるよう要請する。
北朝鮮は核実験を実施している唯一の国家であり、地域の緊張が高まっているのはこの国の責任である。
北朝鮮の無謀なふるまいは、国際社会の平和と安全に深刻な危険をもたらす。
オーストラリアは国連安保理制裁の完全な履行や独自の制裁を通じ、北朝鮮への圧力という点で自らの役目を果たしている。
オーストラリアは、今回の危機を解決するべく、外交的、経済的圧力の路線にコミットしていると繰り返し述べてきた。北朝鮮のふるまいを変えさせ、この国が違法な兵器によって地域や国際社会の脅威となるのを阻止すべく、引き続き同盟国やパートナー国と連携を行う。
オーストラリアはまた、制裁の実施に向けた中国の意思を歓迎すると共に、中国が北朝鮮の行動を抑えるために、その著しい経済的、政治的影響力を活用するよう促す。
今こそ、国際社会全員が決意を強化すべき時である。