2017年11月30日
マルコム・ターンブル首相とジュリー・ビショップ外務大臣、マリース・ペイン国防大臣は2017年11月29日、以下の声明を発表した。
オーストラリアは、北朝鮮による新たな大陸間弾道ミサイル発射を最も強い表現で非難する。
今朝の発射は、北朝鮮が国際社会の平和と安全にもたらす容認できない脅威を浮き彫りにした。同国の行動は、違法かつ危険である。
北朝鮮に最大限の経済的、外交的圧力を加える国際社会の取り組みに、オーストラリアは積極的な役割を果たしている。
ビショップ外務大臣は本日、国際的な努力の一環として、北朝鮮による違法な武器計画との関連、あるいは国連安全保障理事会決議の無視により、さらに11名の個人および9団体をオーストラリアによる独自制裁の対象にすると発表した。
オーストラリアによる独自制裁は、北朝鮮体制に包括的な制裁を課す国連安保理決議を補完するものである。
最近の東アジア首脳会議において、地域の首脳は、北朝鮮に直ちに国連安保理決議に従うよう促す点で意見が一致した。
本日のミサイル発射は、国連安保理常任理事国5か国を始めとする全ての国が、対北圧力を最大限まで高め、交渉への復帰を強いるために、国連安保理による制裁をなるべく即座に完全履行することの緊急性を強く示すものである。
このならず者国家に、同国は完全に孤立しており、現行の路線は受け入れられない点を示すべく、オーストラリアは今後も米国や韓国、日本、中国、パートナー国と緊密に協力していく。