2018年07月02日
スティーブン・チョーボー貿易・観光・投資大臣は6月30日、以下の声明を発表した。
地域におけるオーストラリアの主要貿易相手国との交渉を進展させるため、7月1日、東京で開催される東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の第5回中間閣僚会合に出席する。
オーストラリアは現代的、包括的で質の高いRCEP協定を、時宜を得た形で締結するべく尽力している。
オーストラリアとASEAN諸国、中国、インド、日本、韓国、ニュージーランドをひとつの協定でつなぐRCEPは、既存の貿易協定を土台とするもので、オーストラリアの企業はこれにより、世界で最も成長の早い地域に進出しやすくなる。
交渉に参加する16のインド太平洋諸国のうち、10か国はオーストラリアの貿易相手国上位15か国に入っている。RCEP交渉参加国は、オーストラリアによる往復貿易の60パーセント近く、および世界人口の半数近く、世界GDPの30パーセント以上を占めている。
RCEP交渉は、新しい市場の開放や自由貿易、ルールを基盤とした世界の貿易システムにコミットしている点を世界に示す重要なシグナルとなる。
マルコム・ターンブル首相率いる政府は、オーストラリアにおける最も野心的な貿易アジェンダ、およびRCEPのような協定を追求している。これによりオーストラリア企業は、より多くの商品やサービスを世界に販売する新しい機会が得られるようになる。輸出の拡大は、国内の雇用の増大につながる。