Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

東日本大震災についてのステートメント

2021年3月11日

マリース・ペイン外務・女性問題担当大臣、兼国防大臣代行は3月11日、以下の声明を発表した。

 

10年にあたる本日、友人である日本の皆様と共に、震災で不幸にも亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたい。

オーストラリア政府は日本政府や日本の方々、初動対応にあたった皆様、震災で大切な人を亡くされた方々に対し、敬意を表したい。

日本は東日本大震災以後の10年間、国家としての再建、および被災地復興への強い決意を示してきた。

被災地の方々は、困難にもめげずに対応にあたると共に、世界中の人々に対し寛大な形で、災害からの復興や備えに関する教訓を与えてくれた。

こうした試練の間、オーストラリアは友人、およびパートナーとして日本に寄り添ってきた。わが国は震災直後、総勢72名の都市型捜索救助隊、および軍事資産を日本へと送り、日本の当局と共に取り組みに関わった。オーストラリアの企業も2011年以降、被災地の再建に継続的な貢献を果たしている。

東日本大震災への対応が培ったパートナーシップは、今日まで続く日豪両国民の友情へとつながっている。

さらに2019−2020年、オーストラリア国民が森林火災という自らの困難に直面した際、日本は自衛隊の方々を復興支援のために派遣する形で、救いの手を差し伸べてくれた。

こうした試練を通じて、日豪間の特別な戦略的パートナーシップはさらに強化されている。私たちは新型コロナウィルスがもたらした課題への対応を含め、インド太平洋地域の平和や安定、繁栄への貢献にコミットしている。