Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

スポーツ外交キャンペーン「AUS+RALLY」 26団体が公式パートナーに認定、オンライン交流も

東京2020オリンピック大会開催まであと100日を迎え、在日オーストラリア大使館を主体としたオーストラリア政府のスポーツ外交キャンペーン「AUS+RALLY」(オーストラリー)に参画する公式パートナーは、26団体に達しました。コロナ禍でイベントやスポーツ交流の機会が少なくなった2020年でしたが、オンラインをはじめとするスポーツを通じたオーストラリアと日本の草の根レベルの取り組み等は継続して行われました。

「AUS+RALLY」キャンペーンは、オーストラリア大使館がオーストラリアラグビー協会ならびにオーストラリアオリンピック・パラリンピック両委員会と連携し、2019年4月にスタートしました。交流やイベントのプログラムを通じ、新規および既存のスポーツ外交活動を一つに取りまとめるほか、世界的なスポーツイベントを主催する日本から発信される重要なレガシーを支援しています。

オーストラリア大使館は、キャンペーンのパートナーとして「チーム・オーストラリア」を支援いただく公式パートナーの各団体を「Friends of Australia」として認定しています。これまでに認定された地方自治体は、神奈川県小田原市、東京都府中市、新潟県長岡市、埼玉県、埼玉県上尾市、千葉県浦安市、東京都武蔵野市、東京都中央区、大阪府茨木市、兵庫県神戸市、茨城県稲敷市、東京都オリンピック・パラリンピック準備局、北海道網走市、埼玉県戸田市、岩手県釜石市、神奈川県藤沢市、神奈川県、埼玉県伊奈町、群馬県太田市(申請順)。その他の団体は、クラブオーストラリア、Gateway、在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所、関東地区大学準硬式野球連盟、ライフセービング・パトロール・コンペティション実行委員会、東京ゴアナーズ、日本オーストラリアンフットボール協会(申請順)です。

2020年6月にはウェブサイトをリニューアルし、オーストラリア大使館が携わるスポーツ外交の情報の他、楽しくオーストラリアについて学べる内容など、コンテンツ内容を拡大しました(https://australly.jp)。コロナ禍においても小中学生の国際交流、国際学習の機会が確保されるよう、スポーツ外交を起点としたオンライン交流への支援、動画・デジタル教材の提供を開始しました。

2020年9月には、オーストラリアオリンピック委員会(AOC)による「Australia Olympic Connectともだち2020」パイロットプログラムというオーストラリアの学校を日本の学校とコネクトする(つなぐ)教育交流プログラムを支援し、「Friends of Australia」の一部自治体が参加しました。

オーストラリアと日本、20校ずつの学校が参加し、約二か月の間、日本の小中学生(対象:小学5年〜中学3年)は、オーストラリアの同年代のクラスとビデオ通話、インターネットやEmailを通じて定期的に(2週間に一度)交流し、日豪それぞれの国や文化について学びました。

「ともだち 2021」は両国で対象学校を広げ、今年4月から東京2020オリンピック大会が開催される7月まで実施される予定です。既に両国で計400を超える学校の申し込みがあり、現在も日本の学校の登録を受け付けています(4月末まで)。本プログラムについて、ジャン・アダムズ駐日オーストラリア大使は次のように述べました「ともだち2021プログラムを通じて、オーストラリアと日本の生徒同士がオンラインで共に学び、お互いについて学び合い、オリンピック精神を祝うことができます。このようなプログラムによって、両国の間に新しい関係や絆が生まれることを願っています。」

オーストラリア大使館では引き続き、新たな「Friends of Australia」を募集し、全国に「チーム・オーストラリア」の応援の輪を広げていきます。ぜひ、「AUS+RALLY」の公式ウェブサイト(https://australly.jp/)にアクセスしてみてください。

 

 

 

 

AUS+RALLY」キャンペーンの背景

「AUS+RALLY」キャンペーンは、オーストラリア大使館によるスポーツ外交キャンペーンで、2019-2021年、オーストラリアラグビー協会ならびにオーストラリアオリンピック・パラリンピック両委員会と連携して実施されます。キャンペーン名は、国名のオーストラリアと「チーム・オーストラリア」に声援を送る際のかけ声(RALLYING CALL)を掛け合わせて生まれました。数々の世界的なスポーツイベントの日本開催を支援するために、交流やイベントのプログラムを通じ、新規および既存のスポーツ外交活動を一つに取りまとめていきます。

オーストラリアはインド太平洋地域における緊密なパートナー国として、すでに日本との間にスポーツを通じた深い絆や健全なライバル関係を築いています。豪日交流基金を通じ、オーストラリアは1970年代から80年代にかけて、ライフセービングやタッチフットボールを日本に紹介する上で大きな役割を果たしました。それ以来、両国のスポーツ界では、大会の開催や選手の派遣を通じた交流が絶えず行われてきました。