アダムズ駐日大使、ホスト国日本に改めて感謝
ジャン・アダムズ駐日大使は、東京オリンピック閉幕にあたり無事に大会を締めくくった日本に祝意を表しました。
「素晴らしい大会を開催してくださった日本の皆さまに感謝します」
「自国開催のオリンピックで、日本代表の選手の皆さんの記録を塗り替える活躍にも歓喜しました」
スコット・モリソン首相も謝意
スコット・モリソン首相も議会で日本に感謝の意を表しました。モリソン首相は「日本政府、オリンピック・ムーブメント、そして特に素晴らしい大会を開催して下さった菅首相と日本の皆さまに、世界は大いに感謝しなければならない」と述べました。
オーストラリア選手団長イアン・チェスターマン氏、コロナ渦開催を総括し評価
オーストラリア選手団団長のイアン・チェスターマン氏は、パンデミックのなか、他のどの国もオリンピックを開催することはできなかっただろうと語りました。
チェスターマン団長は「日本の皆さま、ありがとうございました。日本は多くの人が不可能だと思っていたことを成し遂げました。選手村や競技会場で私たちが接した人々は、常にとても礼儀正しく親切でした」と感謝し、「自国開催で素晴らしい活躍をみせた日本代表の皆さまにも祝意を申し上げたい」とコメントしました。
「東京オリンピックがとてもスムーズに進んだという事実に、本当に感動を覚えます。オーストラリアの選手達は、とても素晴らしいオリンピック体験をしたと述べていたことも喜ばしいことです」
大会期間中、オーストラリア選手団は新型コロナウイルスに感染することなく、全ての競技を終えました。
チーム・オーストラリア、東京オリンピックで新たな歴史を築く
オーストラリアは今大会で17個の金メダル、7個の銀メダル、22個の銅メダルと合計46個のメダルを獲得し、史上最も成功した大会の一つになりました。2004年アテネ大会での17個の金メダルと並ぶ結果でした。15の競技で99人のオリンピックメダリストが誕生し、1日に4つの金メダルを獲得するという、オーストラリアのオリンピックの歴史の新しい記録となった、2021年8月1日が最も成績の良かった日となりました。
チェスターマン選手団長は、「オーストラリア人は今回の東京オリンピックの代表チームを今後も長い間覚えていると思います。彼らは(遠く)から見守り、応援してくれたすべての人々と本当の意味でのつながりを築いたと思います」「オーストラリア人は、代表選手それぞれが持つその背景や、重ねてきた努力を知り、メダル獲得、ベストを尽くす姿、勝利または残念であった瞬間も、心に留めることでしょう」と語っています。
オーストラリア国内では、この東京オリンピック期間中、46億分のオンライン・ストリーミングを記録し、1,990万人の人々が放送を視聴するという、オーストラリアの放送記録も更新しました。
競泳チームは東京オリンピックで新たな歴史を築く
東京オリンピックでのオーストラリア競泳チーム「ドルフィンズ」の活躍は、オーストラリア競泳界に新たな歴史を刻むものになりました。
チーム・ドルフィンズは、今大会を通して9個の金メダル、3個の銀メダル、そして8個の銅メダルを獲得しました。一つの大会で競泳種目で9個の金メダルを獲得したことは、オーストラリアのオリンピック史上最多となりました。
オーストラリア選手団の開会式旗手を務めたケイト・キャンベル選手は、競泳チームはパンデミックという難題よって、チームとして団結することができたと述べました。
「多くの選手にとって、困難な年でした。国際大会に出場することもできず、トレーニングの計画やトレーニングをする場所ですら変更せざるをえない状況でした。しかし逆境を共に経験することで、何かが本当に私たちを団結させました」と語りました。