Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

日豪のクリーン水素貿易パートナーシップについて

2022年1月6日

 

スコット・モリソン首相とアンガス・テイラー産業・エネルギー・排出削減担当大臣は2022年1月6日、以下の声明を共同で発表した。

モリソン政権は、海外からの投資をオーストラリアを発祥とする水素サプライチェーンに誘致する新たな措置を通じ、オーストラリアのクリーン水素輸出産業の拡大を図っている。

1億5000万豪ドル規模のオーストラリア・クリーン水素貿易プログラム(ACHTP)は、海外官民部門による投資を確保する、オーストラリアを基盤とした水素サプライチェーン・プロジェクトへの支援を行う。

本プログラムは第一弾として、技術を通じた脱炭素に関する日豪パートナーシップの下、日本へのクリーン水素の輸出に注力する。1億5000万豪ドル相当のプログラムは、クリーンエネルギー技術費用を削減するため、他国との協働を通じて排出量を削減するという、オーストラリアのコミットメントの実現に資すると、モリソン首相は語っている。

「オーストラリアが低排出の目標を実現する上で、日本のような海外のパートナー国と緊密に協力することは欠かせない。」と、首相は述べている。

「クリーン水素は経済と雇用を拡大しつつ、排出量実質ゼロの実現を目指す日豪両国の計画の中枢に位置している。」

オーストラリア・クリーン水素貿易プログラム(ACHTP)は、輸出サプライチェーンを発展させ、クリーン水素や、クリーンアンモニアのようなクリーン水素副産物の製造を商業化するプロジェクトを支援する。

オーストラリアは排出量実質ゼロにつながる、経済や雇用における新たな機会を創出するための行動を起こしていると、アンガス・テイラー産業・エネルギー・排出削減担当大臣は述べている。

「クリーン水素サプライチェーンの構築は、オーストラリアへの投資を促進すると共に、地方を含めた多くの雇用を生み出す。」と、大臣は語っている。

「オーストラリアはクリーンエネルギーで世界を主導しており、海外のパートナー国は長いこと、わが国の質の高い資源を大いに必要としてきた。モリソン政権は、オーストラリアを選ばれた国際的なクリーン水素の供給国にしようとしており、その実現に向けた投資を行っている。」