Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

台湾海峡を巡る緊張に関するステートメント

2022年8月5日、ペニー・ウォン外務大臣は以下の声明を発表した。

オーストラリアは、中国が台湾の周辺海域に弾道ミサイルを発射したことを深く懸念している。

これらの演習は過度な内容であると共に、不安定性を高める。

オーストラリアにとって緊密な戦略的パートナーである日本を含め、地域にとって深刻な問題である。

わが国はこうした軍事活動の過激化、特に目算が外れる危険に伴う地域の懸念を共有する。

私たちは自制と緊張緩和を強く求める。

紛争のない平和な地域を保つことは、私たちすべての利益にかなう。オーストラリアは、台湾海峡周辺の現状が、いかなる形においても一方的に変更されることを望まない。超党派によるオーストラリアの「一つの中国」政策に変更はない。

私たちは引き続き情勢を注視すると共に、同盟国やパートナー諸国とも協議している。

本日プノンペンで開催された東アジア首脳会議参加国外相会議において、域内の他の大臣と共に、中国にオーストラリアの懸念を表明した。オーストラリア政府外務貿易省の担当者も、中国政府に繰り返し懸念を伝えている。