アンソニー・アルバニージー首相は2022年10月19日、以下の声明を発表した。
アンソニー・アルバニージ—首相は、10月22日に政府公式招待の賓客として、オーストラリアを訪れる日本の岸田文雄首相を歓迎する。
アルバニージ—首相と岸田首相はパースで、毎年開催している日豪首脳会談を行う。日本の首相がオーストラリアを訪問するのは、2018年以来である。
オーストラリアにとり、日本はこの地域における最も緊密な友人のひとりであり、主要なパートナーである。両国の強固な関係は、特別な戦略的パートナーシップや共有する価値観、インド太平洋地域における平和や安定、気候変動への強靭性、繁栄に対する共通の利益に支えられている。
岸田首相の訪問はわが国にとり、日本との関係を一層深めると共に、二国間及び域内の協力を強化する新分野を追求する機会となる。
協議では、防衛や安全保障面でのパートナーシップの強化に目を向けると共に、国防軍と自衛隊の共同運用や演習をより可能とする日豪円滑化協定の履行に向けた次の段階を検討していく。
また気候変動危機への対処や、この地域における温室効果ガス排出実質ゼロへの移行を支援する方策についても話し合う。これには、クリーンエネルギー技術やサプライチェーンへの投資拡大に向けた機会の活用が含まれる。
西オーストラリア州ほど、今回の訪問にふさわしい場所はない。同州は日本のエネルギー安全保障を支える上で、重要な役割を果たす一方、両国がクリーンエネルギーへの転換を計画する上で欠かせない存在になると思われる。
アルバニージ—首相の発言(引用可)
「岸田首相による就任後初のオーストラリア訪問を歓迎でき、光栄に思う。」
「オーストラリアにとり、日本は緊密かつ信頼できる友人である。日豪パートナーシップは、両国の戦略的、経済的利益にとり根本的に重要である。」
「岸田首相と私は、両国の協力を強化し、インド太平洋地域における平和や安定、気候変動への強靭性、繁栄といった共有するビジョンを実現する方策について話し合う。」
「私たちは日本との長きにわたる貿易関係を強化すると共に、両国経済が温室効果ガス排出実質ゼロへの移行を進める中で、新たな機会に目を向けている。」
「オーストラリアはクリーンエネルギー超大国の地位を目指しており、水素のような新たなエネルギー源を含め、安定した、信頼できる対日エネルギー供給国であり続ける。」