初めてオーストラリア軍が参加した大規模な共同指揮所演習「ヤマサクラ」が、2023年12月12日全ての演習を終えました。
12月4日から始まった今回の共同演習は、毎年行われている日米共同指揮所演習「ヤマサクラ」に初めてオーストラリア軍も参加したもので、豪軍から200名、米軍から1,500名、そして日本の自衛隊から5,300名が参加しました。
この演習は日本の島しょ防衛などを想定したもので、自衛隊朝霞駐屯地や東千歳駐屯地などで行われました。
豪軍を率いた第1師団長スコット・ウィンター陸軍少将は、共同演習を終えた成果を次のように述べました。
「階級、年齢、経験に関係なく、任務の成功を達成するために積極的に協力してくれた全ての皆さまに非常に感謝しています。」
「パートナーシップという枠を超えて、我々は友情を築き、信頼と理解を深めました。」
ジャスティン・ヘイハースト駐日大使は以下のようにコメントしています。
「『ヤマサクラ』にオーストラリアが参加するのは今回が初めてで、日本や米国との相互運用性と防衛力を強化する大変良い機会をもたらしました。」
「インド太平洋地域での安全保障協力強化に向けて、今後も連携を深めていきます。」
オーストラリアからの参加者は演習中、文化交流活動にも加わり、防衛協力に加え人的交流も促進しました。