2023年7月18日
西村経済産業大臣、
Jørgensen欧州委員会エネルギー総局長、
各国大使、およびご列席の皆さま。
LNGに関するメタン削減のための広範な活動を、関係各国が支援するこの共同声明の署名にあたり、とりわけマデレン・キング資源・豪北部大臣に代わり、オーストラリア政府を代表することを名誉に思います。
オーストラリアは、2050年までの排出量実質ゼロにコミットしており、具体的かつ効果的な形で排出量を削減すべく、海外の関係者や民間部門と協働していきます。
とりわけアジアにおいてエネルギー移行をしっかりと行う上で、天然ガスやLNGは今後も重要な役割を果たすと、オーストラリアは捉えています。
LNGなどの天然ガスは、電力の安定供給を支える上で重要であり、各国が石炭からガスへの燃料転換を通じた脱炭素化を進めるのを助けます。
各国はそれぞれの状況やニーズ、機会をベースに、排出量実質ゼロの実現に向け、異なる道を歩むと認識しています。
オーストラリアは日本や韓国を含め、地域のパートナー国のエネルギー安全保障を大変重視しています。信頼できるエネルギーのパートナーとして、LNGの安定供給などを通じて、皆さまを確実に支援していきます。
オーストラリアは同時に、より広範な脱炭素化の取り組みに強くコミットしています。
オーストラリアは、脱炭素化の技術や取り組みにおける協力の幅を広げるとともに、クリーンな再生可能エネルギー輸出の拡大にあたっています。
この取り組みの一環として行われている活動は、LNGサプライチェーンの脱炭素化を推進し、各国が安定した、予見できる形で排出量実質ゼロに移行するのを支えます。
この課題に関し、日本および米国、欧州連合、韓国の指導力に感謝します。
オーストラリアは排出量実質ゼロへの道において、強力なパートナーであり続けます。