2024年1月23日
オーストラリアと日本は、水中自律型無人機の戦略的能力を強化する共同研究の取り決めに署名を行った。
オーストラリアの防衛科学技術グループと日本の防衛装備庁により行われる本研究は、2023年6月に署名された二国間の研究、開発、試験及び評価プロジェクトに関する取り決めの下で実施される、初のプロジェクトとなる。
この最初のプロジェクトは、日豪間の水中音響通信や無人機の相互運用に関する戦略的能力に資するものである。
オーストラリアと日本は、防衛科学技術関係の強化にあたっている。これは両国の特別な戦略的パートナーシップや、2022年にアンソニー・アルバニージー首相と日本の岸田文雄首相が署名した、新たな安全保障協力に関する日豪共同宣言に支えられている。
タニヤ・モンロー首席防衛科学官の発言（引用）
「戦略的環境が急速に変化する中、技術的優位を保つことは欠かせない。」
「本プロジェクトは、昨年日本と署名した研究、開発、試験及び評価プロジェクトの下で実施される初の共同研究である。」
「これはオーストラリアと日本が共有する防衛科学技術関係が、いっそう強まっている点を示している。両国は協働により、単独では不可能な科学技術の成果を実現する。」
「本プロジェクトは、ロボット工学や無人機の共同自律運航に関する将来の共同研究の基盤を成すと共に、非対称の優位性に役立つ高度な能力の実現を目指すものである。」