Australian Embassy Tokyo
在日オーストラリア大使館

日豪防衛関係35周年 記念行事開催

2025年2月5日、オーストラリア大使館にて「ミリタリー・ダイニングイン・ナイト」が行われました。メス・ディナーとしても知られているダイニングイン・ナイトは、「友情」「士気」「仲間意識を高める」といった、軍の慣習と伝統が組み込まれています。

この晩餐会では、東京シンフォニアと雅嵐太鼓グループによる演奏も披露されました。フラッグ・チームと共に、バグパイプの音色がゲストの皆さまをお迎えしました。

1989年に当時のピーター・グレイション豪国防軍司令官の東京訪問から始まった、日豪防衛対話及び協力の35周年を記念するにふさわしい祝賀行事となりました。

日豪防衛関係が始まって以降、豪軍及び日本の自衛隊はカンボジア、東ティモール、イラクでの作戦において協力してきました。また両国で発生した自然災害においても、互いに協力して対応してきました。2014年、両国はその関係を「21世紀のための特別な戦略的パートナーシップ」に引き上げました。そして2022 年、日豪円滑化協定および安全保障協力に関する共同宣言により、両国の緊密な防衛協力関係がさらに強化されました。

晩餐会には、来賓として中谷 元防衛大臣、吉田 圭秀統合幕僚長、デイビッド・ジョンストン豪国防軍司令官らが出席しました。

ジャスティン・ヘイハースト駐日大使、中谷防衛大臣が祝辞を述べたほか、ジョンストン豪国防軍司令官、吉田統合幕僚長、そしてタラ・ボイド参事官(防衛政策)が乾杯の挨拶を行いました。

晩餐会のダイニング・プレジデントはジョシュア・ウィルキンソン海軍大佐、ダイニング・ヴァイスプレジデントはクリストファー・ジョンストン陸軍中佐でした。

デイビッド・ジョンストン豪国防軍司令官はこの晩餐会に際し、以下のように述べました。

「2025年2月5日水曜日の本日、日本とオーストラリアの35年にわたる緊密な防衛関係を祝う機会を持つことができました。このパートナーシップは、1989年にピーター・グレイション豪国防軍司令官の東京訪問から始まりました。 1990 年 3 月、両国はハイレベルの戦略協議を開始することに合意し、当時の豪国防軍副司令官及び戦略・情報担当副次官の東京訪問から始まりました。」

「それ以降、私たちはカンボジア、イラク、東ティモールなどの国々での作戦においてスムーズに協力してきました。私たちの『特別な戦略的パートナーシップ』は、これまでにないほどの戦略的連携、地域の安定に対する共通の取り組み、そして相互運用性の深化によって支えられています。」

「今後も数十年に渡り、さらに強力な関係が築かれていくことを期待しています。」

ジャスティン・ヘイハースト駐日大使も以下のように述べました。

「本日のイベントは、35年にわたる日豪両国の連帯と友情を祝うにふさわしいものです。我々のパートナーシップは両国の戦略的利益の基礎であり、今後も深化し続けていくことを期待しています。」