2012年のイベント
ザ・ノヴォケインズ 来日ライヴ
2012年1月11日-15日
西オーストラリア、パース郊外の小さな農村地、ノーザム出身の4人組ロック・バンド、ザ・ノヴォケインズが来日し、東京、川崎にてライヴを行います。デイヴ・グロール、ジョッシュ・オム、ジョン・ポール・ジョーンズからの称賛も受け、非の打ち所のない曲の数々、エネルギーあふれる壮観なライヴは必見です。
コリー・マリオット(ヴォーカル)、ジェイ・マリオット(ギター)、スティーヴン・ターノック(ベース、バリトン・ ギター)、リアム・ヤング(ドラム)からなる平均年齢若干21歳のザ・ノヴォケインズは、過去2年、アメリカ、テキサス州オースティンのSXSW、ハリウッドと海外での演奏も精力的に行い、ゼム・ク ルーキッド・ヴァルチャーズ、ベン・クウェラー、少年ナイフといったバンドの前座を務め、オーストラリアで毎年開催されているロック・フェスティバルの ビッグ・デイ・アウト等で演奏を重ねてきました。
彼らの曲は、オーストラリア全国ネットの確固としたインディー系ラジオ局、トリプルJでもヘヴィーローテーションでかけられており、インディペンデント・レーベルからリリースされた『Courtesy Eventually』、『Ragdoll』の2枚のEPは好評を受けています。また、アラン・ブレイ(ザ・ダーティ・シークレッツ、ルミーズ)やニック・テリー(ザ・リバティーンズ、クラクソンズ、フランツ・フェルディナンド)といった東京やロンドンをベースにしたエッジーなプロデューサー、ミキサー達と組んだ激しい一曲、『Cup Of Coffee』は、映画、『スクリーム4』のサントラにも起用されました。
ザ・ノヴォケインズは、2011年11月、Ampersonic Recordsより、待望のファーストアルバム 『IDLE TIME』をリリース。アルバムのリリース前後にオーストラリア国内ツアーを敢行、2012年初頭には北アメリカ、アジアのツアーを予定しています。
オーストラリア室内管弦楽団 at 第3回ニセコ冬の音楽祭
2012年1月12日-14日
オーストラリアで最も精力的に活動する、オーストラリア室内管弦楽団(Australian Chamber Orchestra: ACO) が、「ニセコ冬の音楽祭」に帰ってきます。過去3年の間に4度の日本ツアーを行い、その躍動感あふれる演奏で日本の観客を魅了してきました。
2012年1月12日-14日の3日間、ニセコにて、毎晩異なる会場でコンサートが行われ、芸術監督のリチャード・トネッティ、ACOのメンバーたちがクラシックの人気作品を演奏します。また今回のコンサートには若手実力派ギタリスト大荻康司と現地で活動している太鼓グループ、羊蹄太鼓鼓流も参加します。
パウダー・スノーで有名なニセコはオーストラリアでもよく知られたスキー・リゾート地の一つに数えられ、ACOの芸術監督リチャード・トネッティもニセコに魅せられたスキーヤーの一人です。そんな不思議な縁で続くことになった小さな音楽祭は、2010年、2011年と大好評を博し今回で3年目を迎えます。年の初め、ACOの美しいアンサンブルを是非お楽しみ下さい。
オーレン・アンバーチ 来日ライヴ
2012年1月19日-30日
数多くの日本人アーティストとのコラボレーションを始め、国際的活躍がめざましいオーストラリアを代表するサウンド・アーティスト、オーレン・アンバーチが来日し、ライヴ公演を行います。
オーレン・アンバーチは、メルボルンをベースに活動し、ありきたりの奏法や既成概念を越えて楽器に取り組み、主にギターを中心に用いた作品を発表しています。ギターにおける独自のテクニックと様々な実践的な試みは、ピアノやドラム、グラスハーモニカなどの他の楽器も取り入れながら、ジャンルを超えた新しい サウンド、そして楽器の可能性を切り開いています。
ソロ活動に加え、数多くのサウンド・アーティストとのコラボレーションや、実験音楽のみならず、様々な音楽のジャンルで活躍するアーティストとの 共同プロジェクトも多数行っています。日本では2008年ヨコハマ・トリエンナーレにおいてサウンド・プログラムもコーディネートしています。またオーレ ン・アンバーチ、灰野敬二、ジム・オルークは数年前よりトリオでの活動を行っており、パフォーマンスを行う他、2009年に現代美術センターCCA北九州 が主催したコンサートのライヴ録音をもとにしたCD「Tima Formosa」や二枚組アルバム「IN A FLASH EVERYTHING COMES TOGETHER AS ONE THERE IS NO NEED FOR A SUBJECT」を発表しています。
1月19日は北九州芸術劇場(小劇場)にてシャルルマーニュ・パレスタイン、灰野敬二、ジム・オルークと共にCCAサウンド・ワークショップ・ライヴに参加します。現代美術センターCCA北九州は、音や音楽を中心に活動しているアーティストを毎年リサーチ・プログラムの講師として招き、サウンド・ワークショップの一環としてライヴを行っています。そして今回のライヴは本年度のプログラムにオーレン・アンバーチが招聘されたことにより実現されるものです。
映画: 『アニマル・キングダム』
2012年1月21日-
2010年度の映画賞を大いに賑わせ、世界を震撼させたオーストラリア映画が2012年1月より日本で公開されます。
17歳の純粋な少年が、母の死をきっかけに祖母の犯罪一家に引き取られ、やがて血と欲望にまみれた復讐劇に巻き込まれていく様子を描くクライム・ドラマ。オーストラリア、メルボルンに実在した犯罪一家や警察官殺害事件をモデルに、巧妙な脚本と繊細な演出で描かれたこの作品は、エンターテイメントとしての面白さも抜群です。
本国オーストラリア・アカデミー賞(Australian Film Industry Award)で史上最多の18部門にノミネートされ、作品賞他計10部門を独占しただけでなく、サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドラマ部門グランプリ、ニューヨーク映画批評家協会賞最優秀作品賞を受賞するなどまさに世界中から絶賛をうけました。
一家を陰で束ねる祖母を迫力たっぷりに演じてアメリカ・アカデミー賞助演女優賞、ゴールデングローブ賞Wノミネート他、数々の映画賞で助演女優賞を受賞した、オーストラリア演劇界の大女優ジャッキー・ウィーヴァー、その他オーストラリアの名優が総出演。また、主人公をオーストラリア映画界期待の新人ジェームズ・フレッシュヴィルが熱演しています。
クエンティン・タランティーノ監督が2010年の年間ベストムービー第3位に選んだクライム・ドラマの最高傑作をどうぞお見逃しなく。
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白瀬日本南極探検隊100周年記念プロジェクト 記念講演
2012年1月28日
1911-1912年に白瀬矗(しらせのぶ)中尉を隊長とする「白瀬日本南極探検隊」は、「開南丸」で南極を目指しました。その途中、シドニーに寄港した際に、白瀬隊の活動を支援したのが、シドニー大学のエッジワース・ディビッド教授でした。以来、白瀬隊とディビッド教授の交流は、日豪友好の歴史的な実例として語り継がれています。
映画: 『ハンター』
2012年2月4日-
オーストラリア映画『ハンター』が2012年2月より公開されます。これはオーストラリア、タスマニアの驚異的な大自然を舞台に、とあるバイオ・テクノロジー会社に雇われ幻のタスマニア・タイガーを探し求める男の運命を描くサスペンス・ドラマ。タスマニアの様々な場所でオールロケが敢行され、スクリーンに映し出されるタスマニア特有の神秘的なランドスケープの数々が大きな見所となっています。
シドニーを拠点に活動するダニエル・ネットハイムが監督し、多くの作品を輩出しているオーストラリアの映画制作会社、ポーチライト・フィルムズのヴィンセント・シーハンによる制作。主演にはアカデミー助演男優賞に二度ノミネートされたウィレム・デフォー。映画『Blessed(2009)』 にてオーストラリア・アカデミー賞(Australian Film Industry Award)を受賞し、TV映画『Madame Bovary(2000)』にてゴールデン・グローブ賞にノミネートされたフランシス・オコナーとサム・ニールが脇を固めます。
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エイミー・スミス&ベン・ターフェ パフォーマンス・インスタレーション at 京都芸術センター
2012年2月4日-5日
オーストラリア出身のアーティスト、エイミー・スミス(ダンサー・振付家)とベン・ターフェ(サウンド・アーティスト)が京都芸術センターのアーティスト・イン・レジデンス・プログラムで招聘され、2011年11月から2012年2月まで滞在制作を行っています。
スミスとターフェが、3ヶ月にわたり外国人として京都に滞在するアウトサイダーの視点から、「Borderlines(境界)」をテーマにし、2月4日、5日に京都芸術センターにてパフォーマンス・インスタレーションを発表します。
個人の価値観と、社会的共同体のそれとの間の境界とは、またその境界を越えようとする時、人々を突き動かすものとは何でしょうか。京都で集めた写真や音などを素材に、さまざまな視点からライブパフォーマンス、サウンドインスタレーション、映像などを組み合わせ、「境界」というテーマに対する二人の京都滞在におけるひとつの答えを示します。
プルー・クローム Artist Talk, PORT JOURNEY Yokohama⇔Melbourne
2012年2月6日-12日
象の鼻テラスによる文化的交流を目的とした国際プロジェクト「PORT JOURNEY Yokohama⇔Melbourne」(※)と、メルボルンのアーティスト・ラン・オーガナイゼーション、ウエスト・スペース(WEST SPACE)とのパートナーシップが結ばれました。
この度、オーストラリア人キュレーターのザラ・スタンホープ(Zara Stanhope)の協力を経て、メルボルンのアーティスト、プルー・クローム(Prue Crome)がプロジェクトに参加することとなり2月6日から12日まで来日します。2月10日には、象の鼻テラスにて、クロームのアーティスト・トークが開催されます。
エレクトリック・エンパイア with DJs presented by "Good Music Parlor"
2012年2月8日-10日
‘70年代のソウル・ミュージック黄金時代を現代に蘇らせるオーストラリアの3人組バンド、エレクトリック・エンパイアがブルーノート東京でライヴを行います。
プロデューサーのデニス・ダウラット(Dennis Dowlut)、キーボードのアーロン・メンドーサ(Aaron Mendoza)、ドラマーのジェイソン・ヒーラア(Jason Heerah) が集まり、オーストラリアのメルボルンで結成。スティーヴィー・ワンダー、アル・グリーン、ダニー・ハサウェイ等への敬愛を感じさせるグルーヴ感とメロ ディ・センス、3人それぞれの卓越したリード・ヴォーカルが高い評価を受けています。
オーストラリア国内外で活躍の場を広げ、2011年にはロンドンの名門ロイヤル・アルバート・ホールでも演奏。彼らのファースト・アルバムは海外盤マーケットで強力な推薦盤としてベスト・セラーとなっています。
木版画ラボ アーティスト・イン・レジデンス事業水性木版画制作プログラム
2012年2月17日-3月29日
2011年に開催された第一回国際木版画会議に出席し、オーストラリアにおける木版画についてのプレゼンテーションを行ったジャクリーン・グリビン が、アーティスト・イン・レジデンスに招聘され再来日します。
オーストラリア近・現代美術史をめぐる学術交流会
2012年2月19日
筑波大学とシドニー大学との大学部局間交流記念事業の一環として、オーストラリアの近代および現代の美術に関する学術交流会(ワークショップ)が、2012年2月19日(日)に筑波大学、東京キャンパスにて開催されます。
この交流会には、オーストラリア、シドニー大学から美術史研究者3名が招かれ、オーストラリアにおける近代および現代の美術に関するレポートを始め、シドニー大学美術史・映像研究学科の紹介、サドラー教授と日本・シドニーの関係、アボリジナル・アートについてなど多岐に渡ってディスカッションが行われる予定です。
オーストラリアの現代小説『Remembering Babylon: 異境』日本語翻訳版の出版
2012年2月29日-
オーストラリア現代文学の傑作のひとつとして名高いデイビッド・マルーフ氏の著書『Remembering Babylon』の日本語翻訳版『異境』が出版されました。
『異境』は株式会社現代企画室が、豪日交流基金の助成を受け、オーストラリア現代文学傑作選の第一弾として出版したものです。2012年2月28日、ブルース・ミラー駐日大使は同作品の門出を祝し、オーストラリア大使館にて出版記念会を開催しました。
『Remembering Babylon』は、賞金額の大きさで知られる第1回国際IMPACダブリン文学賞をはじめ、優れた英仏翻訳小説に贈られるフランスのボードレール賞 (Prix Baudelaire) やロサンゼルス・タイムズ文学賞(最優秀長編賞)など国際的な賞を多数受賞しており、世界的に権威のあるイギリスのブッカー賞や、オーストラリアで最も著 名な文学賞であるマイルズ・フランクリン賞の最終候補作品にも選出されています。
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ABCラジオ番組: Books an Arts Daily - Australian Literature in Translation (英語)
国際日本文化研究センターの定期セミナー:オーストラリアの浮世絵名作コレクション
2012年3月8日
オーストラリア、クイーンズランド大学から客員研究員として国際日本文化研究センター(日文研)にて1年間研究活動を行っているギャリー・ヒッキー博士が、同研究センターのセミナーにて、「オーストラリアの浮世絵名作コレクション」と題した講演を3月8日に行います。
日豪演劇人によるディスカッション:演劇は核実験や原発政策とどう向き合うのか
2012年3月11日
震災、津波とともに人々の日常を激変させ、未来に大きな影響を与え続けていくであろう福島第一原発の事故からまもなく1年が経とうとしています。その既に30年以上も前に、頻発する原発関連事故を受けて書かれた「臨界幻想」(1981年初演)の作者ふじたあさやと、1950年代にオーストラリアの砂漠地帯で行われた英国の核実験により被爆したアボリジナル住民たちの実話をもとに書かれた叙事劇『ナパジ・ナパジ』の作家、プロデューサーであるスコット・ランキンを迎え、3.11特別企画として日豪の演劇人による意見交換、討論の場を設けます。
本企画は、日本演出者協会と笹塚ファクトリーの共同企画「フェニックス・プロジェクト」に賛同し、その一環として実施されます。
ニール・マロン個展: Living winter, dreaming spring
2012年3月11日-25日
1950 年オーストラリア、メルボルン生まれの二ール・マロンは絵画と版画を中心に70年代より活躍し、2002年から2012年までメルボルン大学ビクトリアン・カレッジ・オブ・ジ・アーツ学部版画学科学科長を勤めました。今冬、遊工房10周年を記念して二度目の滞在制作を3ヶ月行います。
ITIレクチャー・シリーズ:ナパジ・ナパジと現代オーストラリア演劇
2012年3月12日
社団法人国際演劇協会(ITI/ UNESCO)日本センターは、2011 年12 月、「動乱と演劇」と題して、日本初訳・初演となる海外3作品(中国、カメルーン、オーストラリア)のドラマリーディングを行いました(12 月2?4 日、イワト劇場)。このうち、『ナパジ・ナパジ』(トレバー・ジェイミソン、スコット・ランキン脚本)は、1953 年から56 年にかけて、南オーストラリア州の砂漠地帯で英国によって行われた核実験によって被曝した先住民族の実話を元にしたものです。軽妙洒脱とも言える魅力的なストーリーテリングによって歴史上の事件を描き出したこの作品は、現代社会が抱える大きな矛盾や軋轢を演劇の力によって多くの人達に感じさせることに成功した好例と言えるでしょう。
アボリジナル俳優トレバー・ジェイミソンの主演する『ナパジ・ナパジ』他の作品群は、これまでにも、ヨーロッパ各地の演劇フェスティバルに招聘され、各地で高い評価を受けています。この度、国際演劇協会が、この作品の脚本を手がけたスコット・ランキン他を招聘し、同作品他を題材として、アボリジナル演劇や現代オーストラリア演劇の特徴を知る機会を提供します。
オーストラリア at アートフェア東京2012
2012年3月30日-4月1日
今回で7回目となる「アートフェア東京2012」が3月30日から4月1日まで東京国際フォーラムにて開催されます。2012年は更に規模を拡大し、国内外130以上のギャラリーが参加し、古美術・工芸品から日本画・洋画、そして現代美術まで、時代とジャンルを超えた作品が展示販売される予定です。
オーストラリアからは、メルボルンにある2つのギャラリー、トリスチャン・コーニグ(Tristian Koenig)とユートピアン・スランプス(Utopian Slumps)が、若手現代美術ギャラリーに特化したセクション「PROJECTS」に初出展します。
マイク・ノックの最新CD『ヒアー・アンド・ノウ』日本上陸
2012年4月1日-
2009年にオーストラリア・ジャズ殿堂賞を受賞したピアニスト、作曲家マイク・ノックは過去50年にわたってオーストラリア・ジャズ界をリードしてきました。前作CD 『アン・アキューミュレーション・オブ・サトルティーズ』は2011年度ベル・オーストラリア・ジャズ賞、ベスト・オーストラリア・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム部門賞を受賞しました。東京JAZZでは、2010年の「Australian Jazz Wave」と2011年の「Australian Jazz Journey」プロジェクトでトリオを率いて熱いライブを繰り広げたのも記憶に新しいところです。
最新CD『ヒアー・アンド・ノウ』は、そのトリオに若き俊英2メンバーを迎えて録音。二人の加える繊細さとダイナミズムにマイク・ノックの新たな音楽世界が織り成されます。メルボルンのジャズ写真家ジェラルド・アンダーソンによるレコーディングの模様を記録したミニ写真集入りの本CDがこの度、日本に上陸しました。
映画: 『オレンジと太陽』
2012年4月14日-
豪英合作映画『オレンジと太陽』が2012年4月14日から劇場公開されます。
イギリスは、ごく最近の1970年まで、親にも知らせずに恵まれない施設の子供たちをオーストラリアを含む英連邦諸国に大量に送っていました。“オレンジと太陽”を約束されながら、実際に子供たちを待っていたのは、過酷な労働や虐待……。映画はこのような家族と引き離された元児童移民たちのために尽力した実在の女性、マーガレット・ハンフリーズの真実の物語に基づいています。
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アリシア・キング at TWSクリエーター・イン・レジデンス
2012年5月8日-2012年8月3日
オーストラリアのアリシア・キングがトーキョーワンダーサイト(TWS)の二国間交流事業プログラムで2012年5月から8月まで、TWS青山:クリエーター・イン・レジデンスに滞在しています。
アリシア・キングはオーストラリアを拠点とする学際的アーティストで、2009年タスマニア大学で生命工学的実践と物質的、倫理的、儀礼的な人間及び動物の身体における芸術的探求(肉体の変容;生命工学による裂傷の具現化)でPhDを取得。SymbioticAにおける調査で生命工学プロジェクトに着手しています(タスマニア大学医学部・アムステルダム自由大学)。
また、オーストラリア各所、及び世界各地の展覧会に参加しており、最近の活動としてはMONA美術館(オーストラリア、タスマニア)での「MONANISM展、サイエンス・ギャラリー(ダブリン、アイルランド)での「VISCERAL」展に参加しています。また、シテ国際芸術大学(パリ、フランス)、BAD財団(ロッテルダム、オランダ)、SymbioticA(西オーストラリア)、ガラパゴス諸島など、多数のレジデンスプログラムに参加しています。トーキョーワンダーサイトで彼女は、科学技術の介在を受けて変容した肉体について、歴史的、今日的な日本的アニミズムを着想源に、視覚的及び概念的な新たな神話を展開させ、またこれを、2013年に参加するオーストラリア・カウンシル・スタジオ・レジデンシ—でも継続する予定です。アリシアは、トリッキー・ワルシュ、ミッシュ・メイジャーズとのコラボレーション、ザ・ホリー・トリニティーのメンバーでもあります。彼女のTWSでのレジデンシーは、オーストラリア・カウンシル・フォー・アーツとアーツ・タスマニアから支援を受けています。
ベンジャミン・スケッパーソロ公演とサウンド・インスタレーション
2012年5月12日
5月12日に渋谷の金王八幡宮でベンジャミン・スケッパーがソロライブを行います。 その日は、金王八幡宮の境内が、サウンド・デザイナーAOが構築した素敵な音響空間に様変わりし、スケッパーの演奏によるチェロとチェンバロの音とオーストラリアの彼の実家で録音された音のインスタレーションに包まれていきます。
アボリジナル文化展Vol.1
2012年5月29日-6月3日
オーストラリアの先住民アボリジナルの人々は今から約5?6万年前よりオーストラリア大陸で自然とともに住み続けています。
約220年前に白人が入植してから、彼らの生活が一変し、多くのアボリジナルの人は自分達のアイデンティティである言語をなくし、文化をなくし、生活様式まで失ってしまいました。しかし、一部のアボリジナルの人々は今もなお、自分たちの言語、そして文化を守り続けています。
このアボリジナル文化展は、オーストラリア先住民の音楽とアートを紹介する1週間です。週末には北東アーネムランドからアボリジナル・アーティスト、ダンガル・グルウィウィが来日し、アートのデモンストレーションや、文化セミナーが開催されます。
また彼らの民族楽器、イダキ(ディジュリドゥ)を知ってもらうために日本のディジュリドゥ奏者によるアコースティックライブや体験ワークショップなども予定されています。
その他会期中を通じて、アボリジナル文化の色濃く残る北東アーネムランドの風景写真展、芸術品としても希少価値の高いアボリジナルアート&クラフトや彼らの伝統楽器イダキ(ディジュリドゥ)の展示、資料の無料閲覧コーナー、ディジュリドゥと関連CDやアート&クラフトなどの販売も行われます。
『アルヴィン・スプートニクの深海探検』
2012年6月2日-3日
オーストラリアの注目の鬼才、ティム・ワッツによる『アルヴィン・スプートニクの深海探検』は、アニメーション、指人形、ウクレレ演奏、歌などに、本人の演技も織り交ぜた、驚異のソロパフォーマンスです。今回の公演のために、構成・演出・出演・人形操作など、すべてを行うマルチ・パフォーマーのワッツが、初来日を果たします。
本作はアートとして強烈なパワーを放ちながら、大人から子どもまで、演劇マニアも「難しい作品は苦手」と言う方も決して飽きさせない”上質なエンターテインメント”になっています。ニューヨークの「ブロードウェイ・ワールド・コム」は、「4千万ドルかけた2時間半に及ぶブロードウェイの大作でさえ、この興奮の45分間に勝るだろうか?」と絶賛。他の各プレスも高評価を与えています。ニューヨークの他にも、オーストラリア国内各地はもとより、アメリカ、イギリス、韓国など世界各地で公演を行い、多くの観客を虜にしました。たった一人のパフォーマンスが、愛と冒険にあふれた壮大な世界観を描き出すことに成功した、注目の作品です。
Australian Jazz Journey参加者募集
2012年6月4日-19日
オーストラリア大使館とNHKエンタープライズは2006年の日豪交流年を契機に「東京JAZZ」や「日豪ジャズオーケストラ」などのイベントを通じて、オーストラリアのジャズを日本に紹介するプロジェクトに取り組んできました。
今年から、このプロジェクトをさらに拡充し、より多様なクリエイティビティに富んだオーストラリアのアーティストを紹介することを目的とし、下記の募集要綱にもとづき、オーストラリア国内より参加ミュージシャンを「ナビゲーター」として公募することに致しました。
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012
2012年6月15日-30日
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012が、原宿・表参道を皮切りに開催されます。 俳優の別所哲也が1999年に立ち上げた同映画祭は、今年で14回目。世界112の国と地域から4400本以上の作品が集まり、そのうち選りすぐりの約100作品が一挙上映されます。
Australian Jazz Journey「ナビゲーター」を選ぼう
2012年6月28日-7月4日
オーストラリア大使館とNHKエンタープライズは2006年の日豪交流年を契機に「東京JAZZ」や「日豪ジャズオーケストラ」などのイベントを通じて、オーストラリアのジャズを日本に紹介するプロジェクトに取り組んできました。
今年から、このプロジェクトをさらに拡充し、より多様なクリエイティビティに富んだオーストラリアのアーティストを紹介することを目的とし、下記の募集要綱にもとづき、オーストラリア国内より参加ミュージシャンを「ナビゲーター」として公募しました(終了)。
楽天団公演『ウィンドミル・ベイビー』再々演
2012年7月4日-12日
オーストラリアの戯曲を数多く日本に紹介している演劇企画集団・楽天団。2008年に初演し、好評を博したデービッド・ミルロイの代表作『ウィンドミル・ベイビー』を、2010年東京、福島県いわき市、宮城県仙台市で再演しました。それが更に大きな反響を呼び、2011年の東日本震災後に是非福島市でも公演して欲しいという希望が寄せられました。本作品によって被災地の人達に少しでも元気を持って頂きたいという楽天団の考えの下、再々演が決定されました。今回は被災地からの避難されている方の多い東京都北区の北トピアと、福島市の福島テルサでの公演となります。
RMIT大学 at 「世界の学生の環境ポスタープロジェクト」
2012年7月9日-8月18日
この度、武蔵野美術大学美術館・図書館で、「世界の学生の環境ポスタープロジェクト —環境問題に向けた、5大陸・20大学の学生たちのまなざし—」展が開催されます。
本展では、14ヶ国、20大学の学生が制作したポスター約200点が展示されます。これらのポスターは、2010年にカンクン(メキシコ)で開催されたCOP16(気候変動枠組条約第16回締約国会議)の会場で展示する予定で、世界各国の大学に出展を呼びかけて制作されたものです。自由な発想と真摯な態度でデザインされたこれらのポスターは、改めて環境問題に対する人々の意識を喚起させるものでした。しかし、直前になってCOP16での展示が中止となり、学生たちが制作したポスターは公開されないままになっていました。本展は、未公開となっていたこれらのポスターを初めて展覧する機会となります。
ポート・ジャーニー・プロジェクト 横浜⇔メルボルン:プルー・クローム個展「リフレクション!横浜—メルボルンをつなぐ光」
2012年7月12日-9月2日
象の鼻テラスが、クリエイティブな街づくりを推進する世界各地の港町との文化交流を通じて、都市間のサステナブルな関係構築を目指すポート・ジャーニー・プロジェクト。その一つ目の交流の地として、横浜港と貿易協力提携を結ぶメルボルンから、アーティストのプルー・クロームが来日し、3週間の滞在制作による日本初の個展が開催されます。
アン・グラハム at「開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012」
2012年7月14日-12月24日
2012年7月14日から12月24日まで、信濃川の河口、新潟港に位置する「万代島旧水揚場」をメイン会場に、新潟市内各地で「開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012」が開催されます。2回目となる今回のテーマは、「転換点」。国内外から約65組あまりのアーティストが作品展示や参加型プロジェクトを展開するほか、市民による芸能、アート、食、おもてなし、まち歩きなど新潟の魅力を伝えるさまざまな催しが行われます。
「うたかた、たゆたう the blinking of an eye」展
2012年7月19日-8月3日
日豪ふたりの経験ゆたかな女性アーティストが競演する「うたかた、たゆたう− the blinking of an eye」展がスパイラルで開催されます。
オーストラリアからは、顔料・砂糖などの素材を用いて色彩豊かで広がりのあるインスタレーションを作る作家、PIP & POPが、日本の山口藍とともに、揺れうごく女性の本質を映し出す作品を展示します。
アボリジナル文化展Vol.2
2012年7月28日-8月5日
オーストラリアの先住民アボリジナルの人々は今から約5?6万年前よりオーストラリア大陸で自然とともに住み続けています。約220年前に白人が入植してから、彼らの生活が一変し、多くのアボリジナルの人は自分達のアイデンティティである言語をなくし、文化をなくし、生活様式まで失ってしまいました。しかし、一部のアボリジナルの人々は今もなお、自分たちの言語、そして文化を守り続けています。
オーストラリア先住民の音楽とアートを紹介する1週間。第2弾の今回は、「アボリジナル文化を体験しよう!」をコンセプトに、ディジュリドゥやアボリジナル・アートの体験、セミナー、ライブなど盛りだくさんの内容でお送りします。
その他会期中を通じて、アボリジナル文化の色濃く残る北東アーネムランドの風景写真展、芸術品としても希少価値の高いアボリジナルアート&クラフト、彼らの伝統楽器イダキ(ディジュリドゥ)の展示、週末には、資料の無料閲覧コーナー開設や、ディジュリドゥや関連CD、アート&クラフトなどの販売も行われます。
スティーヴン・マックレー in 第13回世界バレエフェスティバル
2012年7月29日-8月16日
本年はオーストラリアからは、オーストラリア出身の舞踊手でスティーヴン・マックレー(英国ロイヤル・バレエ団)が参加します。
オーストラリア・ハウス at 大地の芸術祭 2012
2012年7月29日-年9月17日
デ・ベース・プロダクション
2012年7月30日-31日
オーストラリアのデ・ベース・プロダクションの『はやく はやく そして少しゆっくり』がキジムナーフェスタ2012自主参加作品として上演されます。本作品は、バスター・キートンとサミュエル・ベケットを組み合わせたようなユニークなフィジカルコメディーです。
リズ・スキッチとクリント・ボルスターのふたりのクラウンが、待ち続ける長い時間の中で、さまざまな感情と表情をみせてくれます。
クイーンズランド・シアター・カンパニーとデ・ベース・プロダクションにより製作されたこの作品は、2010年にはクイーンズランドで20,000人をこえる子ども達の前で上演され、2011年にはエジンバラ・フリンジ・フェスティバル(スコットランド)で高い評価を受けました。そして2012年、劇団風の子九州との共同制作により、日本の観客のために上演されます。
第18回JAALA国際交流展
2012年8月12日-19日
国際交流展の長い歴史の中で、今回始めてオーストラリアのアボリジナル・アーティストによる作品が展示されます。今回出展するのは、アボリジナルの人々が所有し運営しているギャラリーの中でも最も古い、ブーマリー・アボリジナル・アーティスト協同組合に所属するアーティスト11名です。
20th Anniversary キンダー・フィルム・フェスティバル
2012年8月15日-19日
1992 年にスタートし、毎年ベルリン国際映画祭より厳選した作品や、世界中から選りすぐりの質の高い映画とアニメーションを集め、目の前で日本語に吹き替える “ライブ・シネマ”という上映スタイルや、ユニークな体験型プログラムと共に皆様にお届けしている、日本唯一の子どもたちの世界映画祭です。
エレクトリック・エンパイア
2012年8月17日
2月に行なわれた初来日公演も圧倒的な反響を呼んだオーストラリアの3人組グループ、エレクトリック・エンパイア (2009年結成)が、1日限りのアンコール公演を開催することが決定しました。スティーヴィー・ワンダー、アル・グリーン、ダニー・ハサウェイ等への敬愛を感じさせるグルーヴ感とメロディ・センスはもちろん、3人それぞれの卓越したリード・ヴォーカルも大きな魅力。ソウル・ミュージックの新たな扉を開く彼らのホットなステージにご期待下さい。
オーストラリア・ジャズ・ジャーニー2012
2012年9月8日-15日
2006年の日豪交流年を契機に、オーストラリア大使館とNHKエンタープライズではオーストラリアのジャズを日本に紹介する様々なプロジェクトに取り組んできました。今年は、このプロジェクトをさらに拡充し、より多様なクリエイティビティに富んだオーストラリアのアーティストを紹介することを目的として、オーストラリア国内より参加ミュージシャンを「オーストラリア・ジャズ・ジャーニー2012 ナビゲーター」として公募。多数の応募の中、選考委員の厳正なる審査、一般投票を経て、弱冠18歳ながらも年齢離れした堂々たる美声で皆を驚かせた、メルボルン出身のスティーヴン・ロシートが選出されました。
ショナ・トレスコット "Drawn into the Light"
2012年9月11日-12月8日
アンドーギャラリーで、9月11日よりオーストラリア出身のショナ・トレスコット "Drawn into the Light" が開催されます。
ショナ・トレスコットは1982年オーストラリア生まれ。シドニーの国立芸術学校絵画専攻卒業。現在はベルリンにて制作活動を行っています。2010年に日本で初めて開催された個展 "Mankind, Nature, Myth" では、人間と自然とのあいだにある原初的な関係を描いた絵画を発表し注目を集めました。
レイ・チェン ヴァイオリン・リサイタル in 「未来のマエストロ・シリーズ2012-2013」
2012年9月14日-19日
2009年エリザベート王妃国際コンクールにて、最年少参加者ながら「天才の圧勝」と評されて優勝した、現在、世界中で急速に頭角を現しつつあるヴァイオリン奏者、レイ・チェンのヴァイオリン・リサイタル。レイ・チェンは台湾に生まれましたが、生後5カ月でオーストラリアに移住しそこで育ったオーストラリア人です。4歳の時から当地のスズキ・メソッドでヴァイオリンを習い始めました。
6 countries, 6 styles 展覧会
2012年9月14日-9月24日
世界で活躍する6カ国6人の陶芸作家。それぞれのカルチャーに基づいたスタイルとテクニック。陶芸の新たな世界を発見する事ができるはずです。
オーストラリア代表は、世界でも高い評価を受けている作家のひとりであるグィン・ハンセン・ピゴット。宋青磁を思わせる様な柔らかで奥深い色合いの釉薬を好んで使用している。特に80年代以降からは、イタリアの画家ジョルジョ・モランディの絵画から大きな影響を受けたボトルやボウル等で構成するインスタレーション作品にて、作品を発表している。2002年にはオーストラリア勲章を受章。
ヨルク・シュマイサー銅版画展 —夢の記憶— Part 1 旅
2012年9月15日-9月28日
卓越した素描力と製版技術で世界的に知られ、今年6月に亡くなった銅版画家ヨルク・シュマイサー。彼の数多くの遺作よりテーマ別に代表作を選び、それぞれを3期に分けてその足跡を辿ります。地球規模の取材旅行から得た経験と記憶を創造の源に独自の世界を展開する彼の作品群より今回は第1期として都市(まち)、建物に焦点を当て北京、ニューヨーク、シエナ、ヴェニス、京都(清水寺)奈良(東大寺)他代表的大作を約15点展示致します。
「These Fleeting Few」
2012年9月19日-23日
「白く塗られた葉が、蝉の足に吊るされギャラリー壁面を覆っている。小さな原子のような形をした鉛筆の跡が、積み重なり一枚の紙全体に広がっている。腕時計から取った秒針の先端で、一本の睫毛がバランスをとっている。。。」
これらの素材やテクニックは、遊工房で二ヵ月の滞在制作を行うオーストラリア人アーティスト、ジェレミー・バッカーによる展覧会These Fleeting Fewで用いられている。本覧は、自然界で人間が経験する共通のディテールに備わる神聖で崇高な何かを呼び起こす作品に対する、バッカーの途絶えることの ない興味の上に位置している。
『ミス・タナカ』
2012年9月26日-30日
『ミス・タナカ』は、この地球で美しく輝く海の宝石 「真珠」を軸に、オーストラリアのアボリジナルの血と日本人の血を引く若者、和彦をめぐる潜水夫らとのドラマです。舞台は、真珠貝の宝庫、オーストラリアのブルーム。第二次世界大戦前、マレイシア、フィリピン、中国、日本からの移民たちは、ここブルームで真珠貝採取の潜水夫として大いに活躍しました。金、恋、差別・・・と欲望を抱く人間の暗闇をリズミカルに、滑稽に笑い飛ばしていく。そんなオーストラリアの作家 ジョン・ロメリルの『ミス・タナカ』が、この9月に日本に初上陸します。結城 孫三郎(企画)× 天野 天街(脚色・演出)そして、音楽・生演奏にはオーストラリアから のマシュー・ドイル(ディジュリドウ)+ トニー・ルイス(パーカッション)に 坂本 弘道(チェロ)を迎え、多重構造の人形芝居がここに誕生します。
『ピーター・グライムズ』
2012年10月2日-14日
20世紀の偉大なオペラ作曲家のひとりに数えられるベンジャミン・ブリテン代表作でもある『ピーター・グライムズ』の、数少ない日本での本格的舞台上演です。
『ピーター・グライムズ』はイギリス東海岸の漁村を舞台に、孤独な漁師ピーター・グライムズが徒弟の少年殺害の疑惑を村人たちからかけられ、追い詰められていく物語。集団と個の対立を軸に、貧困や児童虐待といったテーマを織り込んだ現代的な作品です。ブリテンの音楽は独特の力強さと美しさを兼ね備え、海の静けさと嵐を生き生きと描き、また登場人物の心理描写を巧みに表現、圧倒的に劇的な力で観る者に深い感銘を与えます。
ジェニー・ワトソン「other lives」展
2012年10月3日-10月22日
8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryでは、10月3日(水)から10月22日(月)までジェニー・ワトソン「other lives」展が開催されています。
ジェニー・ワトソンは1951年メルボルン生まれ。絵画を専攻後教育学を学び、自己の内面や幼少期の記憶とその外部との関わりを一貫したテーマとして制作を行っています。彼女は紙同様、様々な色や模様のある布や麻の上に作品を描きますが、それらの素材の存在感により、幼少期に身近に接してきたものや動物のモチーフをさらに自由に描くことができるようになったと言います。現在までにオーストラリア国内で60もの個展、ヨーロッパ、アジア、インド、ニュージーランド、アメリカで50以上の個展を開催しており、1993年にはヴェニス・ビエンナーレにオーストラリア代表作家として選出されました。日本での展覧会には「Child's Play」(2003年、横浜美術館アートギャラリー)があります。
スマートイルミネーション横浜2012 アートプログラム Pip&Pop 「moon flower dream」
2012年10月18日-11月4日
顔料や砂糖等、身近にある素材を用いてつくったオブジェでファンタジックな空間を生み出すオーストラリア人作家、Pip&Pop。今回は旧関東財務局(旧ZAIM)のエントランスでインスタレーションを展開。10月18日から、象の鼻テラスにてスタジオワークを行います。週末には作家と作品パーツを一緒につくるワークショップも開催します。
アーティスト・イン・レジデンスの世界ネットワーク会議/レズ・アルティス総会2012東京大会
2012年10月26日-10月28日
世界のアーティスト・イン・レジデンスが東京に集結!ポスト3.11のアートの現場とは?文化機関のディレクターをはじめ、世界が注目するキュレーター、アーティストのほか、美術大学学長、世界的に活躍する芸術監督やダンサー、振付家など、現代のアート・シーンのキーパーソンたち80名とともに考えていきます。
オーストラリアからは、モナッシュ大学美術館長マックス・デラニー氏が「アーティスト・イン・レジデンスを通した新しい創造教育」(東京ウィメンズプラザで27日17時-18時)のセッションに、メルボルン大学Utopia @ Asialinkディレクターのナタリー・キング氏が「大陸内ネットワーク」(国連大学で28日9時30分-10時45分)、そしてInternational Federation of Arts Councils and Culture Agencies (IFACCA) エグゼクティブ・ディレクターのサラ・ガードナー氏が「創造基盤における文化政策」(東京ウィメンズプラザで27日17時-18時)のセッションに登場します。
タリン・ギル「グレート・ノーザン」展
2012年10月27日
オーストラリア人アーティストのタリン・ギル(1981生まれ)は、ピラー・マタ・デュポンとのコラボレーションや「Hold Your Horses」名義の活動により、数々の国際展に参加してきました。今回XYZで発表するのは、個人名義による映像作品《The Great Northern》です。この映像作品は、今年三月に彼女が滞在していたバンフ・センター(アルバータ州、カナダ)で、同地に伝えられる亡霊の話に対するレスポンスとして制作されました。スタンリー・キューブリックの《シャイニング》(この映画の基になっている殺人事件は本作の一部が撮影されたバンフ・スプリングス・ホテルで起きました)やデヴィッド・リンチの《ツイン・ピークス》を参照しつつ、心理学と歴史をめぐる視覚的な探求として構成されています。
ニッキ・パロット -オーストラリア出身の人気ジャズ・ベーシスト/ヴォーカリストが丸の内に初登場
2012年10月29日-
オーストラリア出身の人気ジャズ・ベーシスト/ヴォーカリスト、ニッキ・パロットがコットンクラブに初めて登場します。幼少より音楽に親しんだニッキは15歳の時にはベースを手にし、シドニーの音楽院でジャズを学んだ後CDデビュー。1994年に渡米しルーファス・リードにジャズ・ベースの手ほどきを受け、N.Y.の”イリディウム”でレス・ポール・トリオのベーシストを務めるなど、ウッド・ベースを弾きながら艶やかにシルキー・ヴォイスで歌うスタイルで注目を集めました。日本でも'07年に『ムーン・リバー』をリリースして以来多くのファンを魅了し、今年は春、夏と次々に新譜をリリースし好評のニッキが秋の夜長にどんなパフォーマンスを繰り広げるか、クラブならではの親密な雰囲気のなかでじっくりご堪能ください。
サウンド・オブ・ウェザー
2012年10月30日-11月3日
オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学と武蔵野美術大学との異文化間コラボレーションとして立ち上げられたサウンド・オブ・ウェザー・プロジェクト(2011-2012)は、天気や気候が街や自然の環境にもたらす変化の様子を探ります。私達は天気を、私達を取り囲む存在として、また私達の日常に深く影響を及ぼすものとして見聞きします。プロジェクトの締めくくりとしての今回のイベントは、東京やメルボルンの都会とオーストラリアン・アルプスやキンバリーの地形を結ぶプロジェクトの数々から生まれた作品を発表する機会になります。
アルベア iTD - スペシャル・オーストラリアン・ショーケース-
2012年11月1日-2日
モロッコに生まれイスラエル、仏リヨンで育ち豪州に移住、オーストラリアで最初にアシッド・ジャズを広めたアルベアは、名門ENJAレコード40周年イチオシのコンテンポラリー・ジャズ・ギタリスト。伝統を重んじながらも常に進化し続ける彼が今回、N.Y.で気鋭のミュージシャンと録音した新アルバムを携え、そのワールド・プロモーションのため初来日し、コットンクラブで日本初のショーケース・ライヴを行う。バンド名もiTD(international Travel Diary)とし、ジャズは世界共通言語と語る彼が、世界中から選りすぐりのメンバーを集めたからこそ表現できる美しいサウンドは、各国を旅しているような錯覚を引き起こし、コスモポリタンな彼の人生観が垣間見えるだろう。
スーパー・デラックス 10周年記念ライブ
2012年11月2日
オーストラリア出身のエレクトロニックメディアアーティスト、ピア・ヴァン・ゲルダーがスーパー・デラックス10周年記念ライブに登場!「ライブアート」の新旗手として、既存のアナログモジュラーシンセを用いて映像とサウンドをコントロールし、パフォーマンスに仕上げる独創的な手腕を魅せます。
サラ オレイン デビューコンサート「セレステ」
2012年11月9日
オーストラリア、シドニー出身のヴォーカリスト、サラ オレイン待望のデビューアルバム「セレステ」の発売を記念して、初のソロ・コンサートが開催されます。100年に一人といわれるサラののびやかで透明感あふれる歌声は、天から降り注ぐように優しく、聴き手の心にしっとりと染みわたり、究極の癒しを与えてくれます。
オーストラリア国立美術館シニア・キュレーター、デボラ・ハート氏によるトーク
2012年11月10日
日豪の学芸員交流プログラムの一環として、オーストラリア国立美術館のシニア・キュレーター、デボラ・ハート氏が文化庁の招聘により来日し、「オーストラリア美術の現況」について講演を行います。ハート氏は、近代から現代にかけての美術を専門とし、これまで数多くの美術館で展覧会企画を経験した後、現在はオーストラリア国立美術館で1920年以降のオーストラリア絵画・彫刻を担当しています。
「Wish You Were Here」
2012年11月16日-11月25日
オーストラリア人アーティスト、コートニー・コームスがソロ・エキシビションとその他のイベント開催のため来日します。
ブリスベンを拠点にオーストラリアのアート界でアーティスト、演説家、LEVELのアーティスト・学芸員として活動し、クィーンズランド工科大学ではビジュアルアートの博士課程を履修中。作品の見た目は概念的でありながら、その裏には芸術作品の制作を恋愛にたとえる若いアーティストの熱い思いが隠されています。彼女は作品の制作を、うまくいくときもあればうまくいかないときもあり、傷つくこともあれば喜びもある恋愛関係のようだと表現します。日本でのエキシビションでは、ギャラリーをテーマとして選びました。
Routledge Companion to Contemporary Japanese Social Theory(内外から見た現代日本の社会理論)出版記念イベント
2012年11月24日
日豪の著名な社会学者たちによる初めての共著、Routledge Companion to Contemporary Japanese Social Theoryの出版記念イベントです。本書は、現代日本における社会理論の伝統を、詳細かつ系統的に評価することを目的として編纂されました。
西原和久教授(日本社会学理論学会会長)、樫村愛子助教授(愛知大学)、荻野雅宏教授(独協医科大学)、江原由美子教授(首都大学東京)、油井清光教授(神戸大学)など日本でも最も著名な学者たちの他、オーストラリアからは、エメリタ・チラ・ブルベック教授(アデレード大学)、ローラ・デールズ博士(西オーストラリア大学)、ダニエル・チャフィー氏(フリンダーズ大学)、その他の国からはローランド・ロバートソン教授 (アバディーン大学)、ブライアン・ターナー教授 (ニューヨーク市立大学) 、アクセル・ホネス教授(フランクフルト大学)など、著名な学者たちによる寄稿を編集したものです。
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ヴィンス・ジョーンズ オーストラリア屈指のジャズ・シンガー/トランペッターが初来日
2012年12月7日-9日
ヴィンス・ジョーンズが初来日。都会的かつ独創的な愛溢れる歌唱力・演奏力
オーストラリア屈指のジャズ・シンガー/トランペッター
1954年スコットランドのグラスゴー生まれ。11才でオーストラリアに移住。初めはBebopのトランペッターとしてプロの道を歩むが、20才の時、技巧、即興的にもR&Bの感情豊かな声の力に魅了され、その要素を融合したジャズ・ヴォーカリストとして頭角を現しました。'81年『Watch What Happens』でアルバムデビュー後、次々に新譜を発表、ソングライターとしてもジャンルを超えたスタイリッシュな独特の創造性で高く評価され、メインストリームではなくとも世界中に熱心なファンを獲得するという異例の功績を果たしました。
マイク・ノック、2012年2作目のCD『キンドレッド』日本で入手可能に
2012年12月14日-
半世紀にわたってオーストラリア・ジャズ界をリードしてきたピアニスト/作曲家マイク・ノック、東京ジャズ2010年の ‘Australian Jazz Wave’、2011年の‘Australian Jazz Journey’ の両プロジェクトでトリオを率いての熱演をご記憶の方も多いことでしょう。マイク・ノックは2009年にオーストラリア・ジャズ殿堂賞を受賞、CD『アン・アキューミュレーション・オブ・サトルティーズ』 は2011年度ベル・オーストラリア・ジャズ賞、ベスト・オーストラリア・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム部門賞、さらに 2012年の前作『ヒアー・アンド・ノウ』は同年度 ベスト・オーストラリア・インデペンデント・ジャズ・アルバム賞を受賞しました。
トーキョーワンダーサイト OPEN STUDIO: スー・ぺドレー
2012年12月15日
オーストラリア人アーティストのスー・ぺドレーは、トーキョーワンダーサイトのオープンスタジオで「Copper Ships」の制作ドキュメントと、「Soundings」と題されたコラージュの展示を行います。